GPS・ソーラー電波腕時計と聞いて、どんな時計を想像しますか?
GPS機能はスマホにも活用されているので、地図アプリなどで利用する方も多いのではないでしょうか。
宇宙の人工衛星から送信された情報をもとに時刻を合わせています。
電波時計は地上の送信所から送られた電波で時刻を合わせます。
学校や会社でよく見る、壁掛け時計などにも多く使われています。
GPS・電波機能が搭載されている腕時計は数多くあります。
ソーラー時計というのは光を当てて充電し、そのエネルギーで動く時計のことです。
便利な最新機能を取り入れ、小型化して出来たものがGPS・ソーラー電波腕時計です。
最新の技術が満載のGPS・ソーラー電波腕時計の魅力について、KARITOKEで深く掘り下げてみたいと思います。
GPSソーラー時計とソーラー電波時計誕生の歴史
正確な時刻と電池交換不要な時計は、いつから開発されてきたのでしょうか。
開発されてきた歴史を簡単に説明したいと思います。
1976年、シチズンが世界初の「アナログ式太陽電池腕時計」を発表しました。
1990年には、ドイツのユンハンスが世界初の「電波ウォッチ」を発表しました。
そして、1993年にシチズンが「多局受信型電波時計」という、標準電波を受けて駆動する腕時計を発表します。
2000年代になると、各社小型化やデザイン性の追求に力を入れ、見た目はクォーツ式時計と区別がつかないほどになりました。
2012年、セイコーから世界初のGPSソーラーウォッチが発売されました。
GPS・ソーラー電波腕時計の歴史は比較的新しいものです。
しかし、日々最新の技術を取り入れ、各社が機能を競って作られてきたのがGPS・ソーラー電波腕時計です。
これらは現在も研究を重ねられ、より便利に使うことができるよう進化し続けています。
GPS腕時計と電波腕時計のそれぞれの特徴
・GPS機能が付いた腕時計
GPS機能は、地球上どこにいても4基以上からのGPS衛星電波を捉えることで、時刻情報だけではなく、経度・緯度・高度情報を取得します。
現在地時刻をワンタッチ、もしくは自動で特定し、すばやく取得・表示することができます。
世界中を飛び回るようなお仕事の方にとって、国境を跨ぐたびに時刻を合わせなおすのは手間になるので、自動で時刻を合わせてくれるのは魅力的ではないでしょうか。
GPS機能のみでは、人工衛星からの電波が途切れた時、時刻が分からなくなってしまいます。
そんな時にも電波機能が搭載されていれば、地上からの電波で時刻を合わせられるので困ることはないでしょう。
・電波機能が付いた腕時計
電波機能は国内のみでしか使えないと思っている方もいるかもしれませんが、種類によってはアメリカなどの国でも使用できますので、気に入った時計があれば調べてみてください。
ソーラー機能については、ほとんどの時計がダイヤル面(数字・針のある面)を日光に当てることで充電できます。
日頃から屋外に出ている方は、充電を意識しなくても針がとまることは無いでしょう。
腕時計が衣服の袖などに隠れてしまうと、充電されないので注意してください。
蛍光灯でも充電されますが、太陽光の方が効率よく充電できます。
何と言っても、電池交換をすることなく長い間使用できるのがソーラー機能の最大の利点といえます。
GPS・ソーラー電波腕時計は、時刻合わせや電池交換が不要になるので、メンテナンスに掛ける時間は格段に減ります。
GPS・ソーラー電波時計の取り扱いブランド
GPS・ソーラー電波腕時計の技術を採用しているメーカーはいくつかあります。
その中でも、3大ブランドと呼ばれているのは、すべて国内のメーカーです。
今回はその技術とデザインを両立させる、日本のブランドをご紹介します。
世界初の「GPSソーラーウォッチ」を発売したのがセイコーです。
1924年にセイコーが腕時計を発表してから、日本で長く愛されているブランドです。
デザイン性だけでなく、最新の技術も兼ね備え、新しい歴史を作り続けています。
>アストロン ブラック/ゴールド(SBXC024/5X53-0AJ0)
オリジナルモデルを継承し、GPSソーラームーブメントを搭載した腕時計の中では最もメジャーなシリーズです。
アストロンの新しい5Xシリーズでは、10万年に1秒しか狂わないと言われています。
GPS衛星を探し出す部分の精度を改善し、最短3秒で時刻情報を取得できるようになりました。
最新技術を取り込みながらも、一般的な腕時計のデザインと遜色ありません。
ゴールドとブラックの配色にラバーベルトの組み合わせは、高級感がありながらもスポーティな雰囲気なので、カジュアルシーンにもおすすめです。
CASIO/カシオ
G-SHOCKが有名なカシオも、技術を独自に開拓しています。
特に注目したいのが「ハイブリッド電波受信システム」です。
GPSだけでは不安定になる悪天候や屋内での時刻調整に標準電波を活用し、ハイブリッド化に成功しています。
またスマートフォンと接続することで可能になるアラーム・タイマー機能の連携など、機能の拡張にも力を入れています。
オシアナスのブランドコンセプトはElegance, Technology。
上質な仕上げと薄くて美しいフォルムを追及したエレガントなデザインに仕上がっています。
メタルの質感を際立たせる加工が施されており、滑らかで美しいデザインです。
防水性は10気圧防水。
ブルートゥースを利用したスマートフォンリンク機能が搭載されており、時刻を修正することができます。
世界中約300都市の中から時刻を設定できたり、自動でタイムゾーンやサマータイムの変更に対応しています。
ケースサイズは43mmとやや大きめですが、文字盤のホワイトカラー、インダイアルや外周リングのライトブルーが美しいアクセントになっていて、程よくバランスをとっています。
EPSON/エプソン
各社が独自に開発を進めるGPS・ソーラー電波時計ですが、エプソンの場合は、GPSに特化することにより、電力消費を抑えることに成功しています。
エプソンが開発した内蔵GPSモジュールは、国産の衛星システムに対応しており、GPS衛星電波のみで現在位置を特定して正確な時刻を表示します。
また光充電についても、屋内外どちらの環境にいるかを識別し、屋内ではGPSの受信をストップさせることにより、さらに実働時間を向上させています。
エプソンの技術が結集した、トゥルーム Mコレクション (TR-MB7005) 。
チタンの無垢な素材感を楽しめるケースが特徴です。
充電は太陽や蛍光灯などの光を電気エネルギーに換えて充電するライトチャージを採用しています。
駆動方式は、ライトチャージGPS衛星電波修正時計、防水性は10気圧防水と安心して日常使い可能なスペックです。
KARITOKEではナイロンの非純正ベルトを使用しておりますので、気分やシーンに合わせたベルトの交換も可能です。簡単に付け替えられる引き通し仕様を採用しています。
ケースサイズは45mmと大きいので、存在感をアピールすることができます。
左右のボタンでモードを変更すると、方位・高度・気圧の計測ができます。
特に「ウェイポイント機能」は旅行中に最適で、旅先のホテルなどを起点として記憶させると、離れた場所からその方角と直線距離を示してくれます。
このように、GPSソーラー腕時計は新しい技術を積極的に取り入れているので、ブランドごとに異なる特徴があります。
これまでに紹介した腕時計以外にも、タグホイヤーの「コネクテッドモジュラー」などは、GPS機能を独自に搭載し、複数の機能を有していますが、バッテリー式なので日々の充電が必要です。
ブランドやモデルによって性能・機能は様々ですので、KARITOKEのレンタルでその利便性を体感してみてください。
メンズおすすめのGPS・ソーラー電波時計
機能が充実している反面、選択肢が増えているGPS・ソーラー電波腕時計ですが、デザインも含め、どのようなモデルが人気なのでしょうか。
KARITOKEで評判の商品をご紹介します。
カシオの代表的なシリーズ「オシアナス」は日本の時計でなければ表現できない美意識を追及しています。
細部に至るまでこだわりが感じられ、薄く美しいフォルムが手元を上品に飾ってくれます。
裏蓋に施されたロゴが有名で、マンタをモチーフにしていることから通称「マンタ」と呼ばれることもあります。
全体がチタン素材で作られているため、ステンレスに比べると軽い着け心地です。
チタンは金属アレルギーの反応が出にくい素材なので、安心して身に着けることができます。
ケースは薄く設計されていますが、立体的なフォルムになっていて、シャープさと曲面を組み合わせた美しいデザインになっています。
シチズンの「アテッサ エコドライブ」は、太陽光や室内のわずかな光を電気に換え、時計を動かし続けるシチズン独自の技術を搭載しています。
また光の約99%を透過させることで反射を抑えています。
文字板を見やすくする為、ガラスのコーティング技術『クラリティ・コーティング』を用いており、真夏の厳しい日差しの中でもクリアに時刻を確認することができます。
裏蓋にはシチズンの技術の証でもある「エコドライブ」のロゴが刻まれています。
ブラックモデルはクールでスポーティな男性に人気があります。
腕時計に求められる使いやすさ、デザイン、耐久性を兼ね備えたモデルです。
こちらもシチズンの「エコドライブ」搭載の上位モデルです。
2つの時刻を同時に表示可能です。2つの都市の時刻とカレンダーを切り替えることができる機能「ダブルダイレクトフライト」を備えています。
ブレスレット中央のV字の溝は、別体パーツを組み合わせて構成されています。
ベゼルには26都市の略名が刻まれており、お好きな都市を探すのも一興です。
ベゼルは2体構造とし、外側のパーツは12角形としてブレスレットとのスムーズなつながりを表現しています。
セイコー アストロンのソーラーGPSウォッチ。
ブラックの文字盤にパステルブルーが目を引くセイコーのアストロンは、ブランドの章で紹介したゴールドよりも、POPでスポーティな雰囲気のものが好みな方におすすめ。
ケースは47mmとかなり大きいので、大柄でたくましい男性に似合うでしょう。
裏蓋の丸みを帯びたフォルムは、その大きさの割に厚みはそこまでなく、同じモデルでも配色や素材の違いで印象はがらりと変わります。
ステンレススチールモデルでバンドにはシリコン素材を採用しています。
アクティブなシーンにぴったりの時計です。
最後にご紹介するのが、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手をイメージしたモデルです。エンゼルスのホームユニフォームである赤を基調とした配色が印象的です。
セラミックス表示板 43秒の位置にある都市表記は、エンゼルスの本拠地アナハイムの都市コード「ANA」が赤く表記された特別仕様となっております。
裏蓋にはさりげなく大谷選手のサインが施されています。
限定モデルのため、KARITOKEでも非常に人気があります。
大谷翔平選手モデルは2022年、新たにビジターユニフォームを基調としたモデルを1700本限定で販売しています。
裏蓋のサインも変わっているので、比べてみるのも面白いかもしれません。
このように高級ブランド腕時計では、同じ機能を持つコレクションでも、見た目の印象が違うモデルや、数量限定モデルが多数販売されています。
機能面から選ぶのも良いですが、好きな有名人やモチーフのモデルを探してみるのも面白いでしょう。
ソーラー電波腕時計にデメリットはあるのか?
GPS・電波腕時計は大変便利ではありますが、定期的にその電波を受け取る必要がありますので、標準電波の場合に比べて相当量の電池を使います。
スマートフォンのGPS機能を有効にしていると電池の減りが早く感じる方が多いのではないでしょうか。
電波機能のないデジタル表示の時計であれば、旧ソーラー機能だけで十分賄いきれますが、アナログの針を動かし、毎々電波調整が入るとなると機種によっては時計が止まってしまう恐れがあります。
十分な電池量が確保できればすぐに復活し、自動で調整するため問題ありませんが、蓄電量が足りなくなってしまうと、ただの飾りになってしまいますので注意が必要です。
ソーラー式と電池式どっちがいい?
今回ご紹介した通り、最新技術を活用したGPS・ソーラー電波腕時計は、機能面で大変魅力的であることはご理解いただけたかと思います。
電波受信を行うにはたくさんのエネルギーが必要で、フル充電するには時間も必要です。
発展途上の技術ということもあり、発売されている種類が限られているのが実情です。
電池式の腕時計はというと、現在主流であり、圧倒的な種類が発売されています。
有名な海外高級ブランドの腕時計は、ほとんどが機械式か電池式を採用しています。
海外ブランドにはおしゃれなデザインの腕時計が沢山あることは、周知の事実かと思います。
最先端の機能を実感したいのであればソーラー式、デザインを優先したいのであれば電池式。
どちらにも良いところがあるので、お好みで選んでみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
GPS・ソーラー電波腕時計は「時刻が正確」「電池交換不要」などのメリットに加え、デザインも洗練されているものが多数あります。
最新技術が詰まった、お好みのGPS・ソーラー電波腕時計を探してみてはいかがですか。
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