丸型だけじゃない、パテックフィリップが展開するゴンドーロの魅惑

世界でも名だたる高級時計メーカーとしてあこがれの存在であるパテックフィリップ。ゆるやかに丸みを帯びたラウンド型のフレームが特徴のカラトラバが有名ですが、ラウンド型以外にも展開があります。 総称してゴンドーロと呼ばれていますが、どのような種類があるのでしょうか。

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パテックフィリップ

パテックフィリップの代表作でもあるラウンド型はその美しいフォルムが印象的ですよね。ですが、パテックフィリップにもトノー型やレクタングラー型、クッション型などのタイムピースが作られています。

まるで、アールデコのような様式を呼び起こすようなゴンドーロモデルはファッションシーンでも活躍するデザインとして世界的に愛でられています。

そもそもゴンドーロモデルが発表されたのは1993年と比較的新しい年代です。これまでパテックフィリップと言えばラウンド型というイメージが強かったため、ゴンドーロモデルの発表はウォッチ業界に大きな衝撃を与えました。

ゴンドーロモデルではラウンド型からは離れたもののフォーマルでシックな美しさは健在です。そのためゴンドーロモデルには多くのファンがついているのも事実です。ではゴンドーロにはどのような魅力があるのでしょうか。

・さまざまなデザイン

パテックフィリップではゴンドーロモデルとして、長方形のレクタングラー型、樽のようなトノー型、正方形に近いクッション型が展開されています。

単純に分けると3つのパターンとなりますが、レクタングラー型1つとってもケース部分にアレンジを加えることでオリジナリティあふれるデザインとなっています。さらに、ベゼル部分にジェムをふんだんに用いるなどデザイン性の高さは大きな魅力といえます。

・遊び心溢れる文字盤デザイン

パテックフィリップと言えばシンプルで洗練されたデザインが特徴です。しかし、ゴンドーロモデルの文字盤デザインは奇抜なものもあり、おしゃれ度が格段にアップしています。

たとえば4972モデルであればギョシエ装飾を文字盤に取り入れたり、7099モデルであればダイヤモンドをアーティスティックに配置したりするなどその遊び心がうかがえます。

・手になじむ装着感

ラウンド型以外の形状は、そのケースの形がフラットであることから手首になじみにくいという問題がありました。

ところがパテックフィリップの展開するゴンドーロモデルでは装着感を向上させしっくりと手になじむよう、ケースにカーブを付けています。日々身につけていても違和感のない時計に仕上がっています。

パテックフィリップ ゴンドーロのモデル紹介

パテックフィリップが展開するゴンドーロには大きく分けて、レクタングラー型、トノー型、クッション型があります。人気のモデルをご紹介しましょう。

・5124G

レクタングラー型の中でももっともシンプル感が感じられるのが5124です。

ムーブメントには精密な手巻きのキャリバー25-21REC PSを採用しています。

文字盤には輝き溢れるブルー・ソレイユカラーを採用しており、インデックスにはゴールドが用いられています。バンド部分にはブリリアント・ダークブルーのアリゲーター素材を使用。

ケース素材はホワイトゴールドを用いているため、ブルー系ながら全体的に落ち着いた印象にまとめられています。5124モデルには文字盤下部にスモールセコンド機能も搭載されていて、さまざまなシーンで活躍します。

・5200G

5124をベースにしながらもコンプリート型として登場したのが5200です。文字盤の上部には8日パワーリザーブ表示、下部には曜日を表示する小窓と日付を表示する指針が組み込まれています。

文字盤には落ち着きあるマット・ブルー・ソレイユにインデックス部分とケースにホワイトゴールドをあしらっています。機能性は豊かながら上品なデザインがポイントです。

・7041R

コロンとしたクッション型のフォルムが特徴的な7041モデル。文字盤には0.31カラットになる108個のダイヤモンドが散りばめられています。

セッティングはすべて手作業で熟練した職人の技が込められています。文字盤下部にはスモールセコンド指針が設けられています。

・7099R

パテックフィリップのトルソー型としてジェムを散りばめた最高傑作です。ケース周囲には約3.31カラット、480個ものダイヤモンドがセッティングされています。

また、文字盤には367個のダイヤモンドなど、時計全体で約4カラット以上ものダイヤモンドが使用されています。ゴージャスな設計は女性の憧れの的です。

パテックフィリップ ゴンドーロの価格相場

パテックフィリップは高級腕時計とされていますが、ゴンドーロモデルは機能面でも優れているものやダイヤモンドをはじめとするジェムを多用していることもあり、価格相場も高くなっています。

もっとも安価な5124モデルでも定価は240万円ほどと他のモデルとも引けをとりません。

5124よりも機能性が上がった5200モデルでは600万円弱となります。

さらにジェムを多用している7042モデルになると価格は2,000万円とよりハイセレブな価格となっています。

パテックフィリップ ゴンドーロの中古買取相場

パテックフィリップ ゴンドーロは古いモデルだと比較的低価格で買取となります。たとえばレクタングラー型の5024シリーズであればSクラス品でも40万円前後が相場となっています。

他方、年次カレンダーなどコンプリケーション機能を搭載しているモデルに関しては定価が高くなり価値が上がる分、中古の買取相場も高くなります。

年次カレンダーとムーンフェイズを搭載している5135モデルはBクラスでも200万円を超える買取相場となっています。

ゴンドーロを中古売買に出すのであれば、より高い価格で査定して欲しいですよね。コツとしては購入時の箱や保証証、ギャランティーカードを添えて査定に出すことや、汚れをふき取るなど軽いお手入れをしておくこととよいでしょう。

パテックフィリップ ゴンドーロの中古販売相場

定価そのものが高いパテックフィリップ ゴンドーロですが、中古販売相場でも高値を付けています。

低価格帯といえるランクでも120万円~300万円となっています。カレンダー機能やムーンフェイズなどの機能が備わると価格はより上昇し、600万円以上になる商品も多くみられます。

パテックフィリップには定番のラウンド型以外にもトルソー型やレクタングラー型、クッション型などのゴンドーロモデルが発表されています。それぞれに凝ったデザインで身につける人の生活に寄り添う上品なウォッチとして活躍してくれるでしょう。

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