並行輸入の腕時計って?修理やデメリットを紹介!

高級腕時計の購入を検討している方の中には、並行輸入の腕時計が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。正規輸入品よりもだいぶ安い値段で買えるのでお得です。 しかし、並行輸入品の場合には修理やデメリットなども気になりますよね。ここでは並行輸入の腕時計について解説していきます。

この記事は約5分で読み終わります。

腕時計の並行輸入品とは?

並んだ腕時計

海外ブランドの高級腕時計には正規品と並行輸入品があります。正規品というのは、日本の正規代理店がブランドのメーカーから輸入し、正規販売店で売られているものです。仕入ルートがはっきりと決まっています。

定価販売が原則で、店舗によって値段が変わることはほとんどありません。安売りなども行わないことから、全体的に割高なのが特徴です。

正規品の場合にはアフターサービスなども、販売店による差はほとんどありません。正規販売店なら、どこで買ってもアフターサービスの内容は同じです。ブランドによっては正規品のみを対象としたアフターサービスを実施しているところもあります。

並行輸入品というのは、正規代理店以外の業者が日本に輸入した海外ブランドの腕時計です。主に別の国の正規代理店や卸業者などから輸入しています。並行輸入品の場合には、店舗により仕入ルートはさまざまです。

並行輸入品であれば、正規品と異なり、販売価格は各店舗で自由に設定できます。正規品よりも安い値段で販売しているものがほとんどです。

並行輸入品を購入する人の多くは、値段が安いことを理由に並行輸入品を選んでいます。並行輸入品であっても、腕時計そのものは正規品と何ら変わりはありません。デザインはもちろんのこと、素材も機能も正規品と全く同じです。

並行輸入品はギャランティーカードの扱いが異なる場合があります。ギャランティーカードには購入した日付を記載しますが、ブランドによっては実際の購入日よりも前の日付が記載されることがあるため注意しましょう。海外の卸業者が正規代理店から仕入れた時点の日付が記載されます。

また並行輸入品を購入した場合には、正規品を対象としたアフターサービスは受けられません。高級腕時計を長く使うのであれば、定期的なオーバーホールが必要です。メーカーで正規品しかオーバーホールを受け付けていない場合には、一般の時計修理店などに依頼することになるでしょう。

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並行輸入の腕時計を修理するには

外国のお金を持った手と腕時計

腕時計を長く使用していると不具合が生じて修理が必要になることもあるでしょう。正規品であれば、購入した店舗を通じてメーカーに修理を依頼できます。保証期間を過ぎていれば費用がかかりますが、修理そのものを断られることはないでしょう。

部品交換が必要であれば、メーカー純正の部品に交換してもらえます。そのため、これまでとほとんど変わらない状態で使い続けられるでしょう。

しかし、並行輸入品の場合には、いわゆる並行差別があります。ブランドによっては、正規品と並行輸入品で修理対応に差を設けているのです。並行差別の程度はブランドによって異なります。

並行差別がきついブランドは修理対応を正規品のみに限定しており、並行輸入品は修理してくれません。故障してしまった場合には、一般の時計修理店などに修理依頼するしかないでしょう。腕時計を長く使いたい人にとっては考えものです。

比較的緩い並行差別を行っているブランドでは、修理代金や部品の交換費用に差を設けているケースがよくあります。この場合には修理そのものはメーカーに依頼可能であるため、時計を長く使いたい人でもさほど困ることはないでしょう。

修理代金や部品の交換費用が正規品と比べて多少高くなりますが、腕時計そのものの購入費用を考えればあまり気にするほどの金額ではありません。

並行差別があるブランドでも修理代金や部品の交換費用の正規品との差は数万円程度です。高級腕時計なら正規品と並行輸入品の値段を比べた場合、数十万円程度の差があります。ブランドやモデルによっては百万円以上違う場合もあるくらいです。

修理だけでなくオーバーホールでも正規品と並行輸入品で料金に差を設けていることが多いですが、修理と同様に数万円程度の差しかありません。

また、ブランドによっては並行差別を全く行っていないところもあります。例えば、オメガやロレックスでは並行輸入品でも修理やオーバーホールを受け付けていて、料金も正規品と変わりません。

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腕時計の並行輸入のデメリットは?

腕時計を修理している外国人

並行輸入品は安く買えるのが大きなメリットですが、正規ルート以外で日本に入ってきているため、デメリットもいくつかあります。まず、説明書が日本語でないことです。正規品だと日本で販売することを想定しているため、説明書も日本語で書かれています。

しかし、並行輸入品はもともと海外で販売することを想定していたものです。そのため、説明書は日本語で書かれているとは限りません。英語で書かれているものが多いです。

保証書が入っていないこともあります。保証書がなければ、メーカーで実施している2年保証や3年保証などは受けられません。また、保証書そのものは入っていても、保証期間が少し経過している場合もあります。購入前に保証書に関して確認しておきましょう。

並行輸入品を取り扱っている店舗によっては、店舗独自に保証制度を設けているところもあります。店舗によってはメーカー保証とさほど違わない内容の保証もあるため、並行輸入品を買うなら店舗選びは大事です。

並行輸入品の購入を検討する際に、コピー品に当たってしまうリスクを気にする人は多いでしょう。実際のところ、きちんとした店舗ならコピー品が紛れ込んでいることはほとんどありません。よほど運が悪くない限り、コピー品を購入してしまうことはないでしょう。しかし、僅かながらコピー品を買ってしまうリスクがあることを留意しておきましょう。

また、弊社ではKARITOKEという高級腕時計をレンタルできるサービスを実施しています。高級腕時計を少し使ってみたいくらいであれば、購入するよりもレンタルで使ってみる方がいいかもしれません。

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まとめ

並行輸入品はアフターサービスなどでデメリットがあるものの、正規品と同じものをかなり安く買えます。並行差別のないブランドや緩めのブランドも多いため、高級腕時計を購入するなら、並行輸入品も検討してみるといいでしょう。

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