伝説の黄金比率デザインを採用 パテックフィリップ ゴールデン・エリプスが愛される理由とは

黄金の楕円形とも呼ばれる形状のゴールデン・エリプス。世界三大時計メーカーのパテックフィリップの人気モデルとして古くから愛されてきたシリーズです。これほどまでに美しい時計はないと数多くの著名人を魅了してきたゴールデン・エリプス、その魅力を紐解いていきましょう。

この記事は約6分で読み終わります。

パテックフィリップ ゴールデン・エリプスについて

1968年に発表されたゴールデン・エリプスは、名前に「黄金の楕円形」という意味合いが込められています。その由来は、人が最も美しいと感じる黄金比である1:1.6181という黄金分割法を使用してデザインされているからです。

ゴールデン・エリプスのケースを一目見てわかるのは、円形でもなく四角でもない独特の形状です。黄金分割法が用いられたケースは、ゆったりとしていた丸みを帯びながらも均整がとれていて、洗練された美しさが感じられます。

ゴールデン・エリプスが発表されてから早くも50年以上が経過しましたが、いまだその人気は衰えません。では、その魅力はどこにあるのでしょうか。

そもそもゴールデン・エリプスが発表された1968年当時、航空業界ではジェット機が登場し、世界を股にかけて活躍する人々が増えました。ジェットセッターと呼ばれる彼らは富にも恵まれており、高級アイテムを身に着けるようになります。

その一つがパテックフィリップのウォッチ。特にゴールデン・エリプスはそのデザイン性が評価され多くの人々を魅了しました。

・美しいコバルトブルーの風合い

1968年の発売当初、ゴールデン・エリプスの最大の特徴は文字盤部分を彩るコバルトブルーの光沢感にありました。

当時は18金ダイヤル部にコバルトを照射することで、深みのあるコバルトブルーを演出していました。コバルトは放射性物質の1つであるため現在では用いられていないのですが、今でもゴールデン・エリプスの特徴として愛されています。

・黄金比率が用いられたバックル

ゴールデン・エリプスのケースには、黄金比率が用いられていますが、実はその美しさを作り出しているのはケース部分だけではありません。ベルト部を留めるバックルにもそのフォルムは生かされています。

ケースとは反対の位置にあるオーバル型のバックルが一体性を増していますが、ゴールデン・エリプスのデザイン性はそれだけではありません。

ベルト部分の先端にも程よい丸みを帯びたカッティングが施されています。ケースにベルト、バックルとすべてが一体化して、柔らかみがありつつも洗練されたフォルムに仕上がっているのです。

・豊富なモデル展開

ゴールデン・エリプスには大きさや文字盤のカラーバリエーションなどさまざまなモデル展開がなされています。発表されてからこれまでに特徴的なデザインが幾度も発表されてきたのです。

例えば、レディース向けサイズ、クオーツ仕様のもの、また、ベルト部分がブレスレット仕様になっているものまであります。

文字盤に至っては、定番のブルーだけでなく、ホワイトやブラックなどのカラーの違い、ローマ数字の微妙な違いやベゼルの厚みまで遊び心を加えたデザインが展開されました。

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パテックフィリップ ゴールデン・エリプスのモデル紹介

パテックフィリップから販売されているゴールデン・エリプスは、発表からこれまでに多くのデザインが世に出されてきました。

現行では4つのモデルが出回っています。

・3738/100J-012

神聖なる比率とも呼ばれるケースの縦横の比率は1:1.6181。手に取る者すべてが魅了されるデザインと言われています。文字盤には定番の18金ゴールドプレートをブルーに加工したカラーを使用、インデックス部分にもケース部分にも18Kイエローゴールドが用いられています。

ムーブメントにはキャリバー240の自動巻きムーブメントを採用、3気圧防水も施されています。

・3738/100G-012

文字盤はゴールデン・エリプスの定番カラーでもあるコバルトブルーではなく、アントラサイト・ソレイユカラーに加工。ブラックでもグレーでも、ブルーでもない魅力的なカラーに仕上がっています。

インデックスとケース部分にはホワイトゴールド、ベルト部分は明るめのブラウンカラーのレザーと、ゴールデン・エリプスの中でも明るいデザインが印象的です。

キャリバー240の自動巻きムーブメントはとても薄く、ウォッチ自体の厚みも5.8mmに成形されています。

・3738/100R-001

柔らかみのあるブラウンカラーで統一されたモデルです。文字盤色は深みのあるチョコレートブラウン・ソレイユ、フレームにはローズゴールドが取り入れられています。ベルト部分もチョコレートブラウンと、落ち着いた印象に仕上がっています。

・5738P

定番モデルの上級モデルとして展開されており、上質な材料が用いられています。

文字盤には18Kゴールドをブルー・ソレイユ加工、バンド部分にもブリリアント・ネイビーブルーのアリゲーターバンドを採用しています。ケースにはプラチナも使われており高級感が溢れる逸品に仕上がっています。

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パテックフィリップ ゴールデン・エリプスの価格相場

パテックフィリップ ゴールデン・エリプスの価格相場は、スイスジュネーブ本店の現行小売販売価格で21,700CHF~44,500CHFとなっています。日本円に換算すると250万円~500万円前後。特に、プラチナを使用している5738Pモデルは高額となっています。

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パテックフィリップ ゴールデン・エリプスの中古買取相場

黄金比率を用いた美しいフォルムを愛でるだけでなく、資産的にも価値があるゴールデン・エリプス。中古買取市場でも比較的高い相場で取引されています。

現在の買取相場としては、定番の3738モデルが50~80万円程度。最上級モデルの5738Pで140万円ほどとなっています。

より査定額を上げたい場合は、正規の箱、保証書を持参しましょう。査定前にお手入れをしておくのもおすすめです。

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パテックフィリップ ゴールデン・エリプスの中古販売相場

パテックフィリップ ゴールデン・エリプスは文字盤に18Kゴールドが使われていたりと資産的価値が高く中古販売相場でも高額で取引されています。

例えば3738モデルでも美品であれば、100~150万円程度と中古でも高値がつきます。また、生産終了になってしまったもののブレス部分にもゴールドがあしらわれている3848モデルはゴージャス感もあるモデルで120万円での取引価格がついています。

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まとめ

ケースに取り入れられた黄金比率で見る人も魅了するパテックフィリップ ゴールデン・エリプス。深みのある定番のコバルトブルーの文字盤は一瞬で心を惹きつけられるでしょう。シンプルで洗練されたフォルムが手元の上品さを演出しますよ。

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