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JAEGER LECOULTRE「レベルソ」の個性と魅力とは?
ジャガー・ルクルト社はスイスの時計メーカーです。1833年に創業し、精度が高く複雑な構造の腕時計を数多く発表してきました。近年では「ポラリス」がプッシュされており、他にも「マスター」や「ランデブー」などのコレクションも知られていますが、何といっても有名なのが「レベルソ」です。
レベルソは1931年に発表されました。ポロというスポーツを楽しむために作られた腕時計です。特徴としてはケースが裏返しできるようになっており、万が一スティックで打たれた球が直撃しても壊れるのを防いでくれます。「レベルソ」はラテン語で「回転」という意味です。裏面は何もないのが基本ですが、別の文字盤が出てくるデュエット(またはデュオ)やスケルトンになっているモデルもあります。
レベルソはデザインにも特徴があり、ケースは縦長の長方形が基本です。そこに直線を刻むゴドロン装飾が施されるなど、幾何学模様をモチーフにしたアールデコの影響を受けています。ケースの横幅は男性用でも約30㎜とスリムです。ベルトやケースの素材によってはビジネスシーンにもしっくり馴染むでしょう。
JAEGER LECOULTRE「レベルソ」のモデル紹介
続いてジャガー・ルクルトのレベルソのモデルを紹介します。2018年1月現在で48のモデルがあり、常に40モデル程度が流通しています。大きく分けて「クラシック」「ワン」「トリビュート」の3種類があり、クラシックがオーソドックスなモデルです。ワンは女性向けにデザイン性を高めたもの、トリビュートは初期のシルエットを彷彿とさせるものです。
さらにその中で大きさやデザイン、機能、ムーブメントのバリエーションがあります。大きさであればクラシックだけでもスモール、ミディアム、ラージの3種類です。ワンはベルトが紐状の革になっている「コルドネ」と裏面にも文字盤がある「デュエットムーン」の2種類です。トリビュートでは月齢と日付が分かる「ムーン」や秒まで分かる「スモールセコンド」があります。名前になくてもこれらの機能が混在しているモデルもあります。
ムーブメントは自動巻き、手巻き、クオーツの3種類で主流は手巻きです。自動巻きはクラシックにしかなく、クオーツのトリビュートはありません。そのため、すべてにこだわると条件を満たせる1つを見つけるのが大変という悩みもあります。
そんなレベルソの中で特に人気が高いのはクラシックのラージサイズ、スモールセコンド付きモデルです。シンプルでありながら秒まで確認できる腕時計本来の利便性を備えています。裏面が別の文字盤になっているデュオもあります。クラシックは同様にスモールサイズも人気です。両面仕様のデュエットはありますが、サイズの都合上スモールセコンドは付いていません。
トリビュートではデュオが人気です。表の白地に青いインデックスと針の文字盤に対し、裏面は青地に白いインデックスと針の文字盤になっています。そのコントラストが魅力のモデルです。残るワンはもっともシンプルでオーソドックスなベルトとデザインのものが上位を占めます。
JAEGER LECOULTREのレベルソを新品で購入するときの価格相場
ジャガー・ルクルトのレベルソは、それぞれの種類によって価格帯や相場が異なります
定価はクラシックであれば最も安い革ベルトのスモールが税込で486,000円、最も高いピンクゴールドのミディアム・デュエットで4,266,000円です。
ワンは最も安いコルドネと復刻版が572,400円、最も高いピンクゴールドのデュエット・ジュエリーで7,722,000円です。トリビュートは最も安いスモールセコンドが972,000円、最も高いピンクゴールドのカレンダーで2,889,000円です。このようにレベルソはケースの大きさ、ベルトやケースの素材、裏面の文字盤の有無、搭載している機能によって価格が変わります。いうまでもなく、ピンクゴールドやジュエリーを用いたモデルは高価です。
時計店によっては定価の1割引前後で販売されているところが多く、高価なモデルになるほど割引率は大きくなる傾向があります。為替相場の影響を受けにくい点も大きいようです。
JAEGER LECOULTREのレベルソを中古で買い取ってもらうときの相場
ジャガー・ルクルトのレベルソは中古の買取価格がそれほど高くなく、定価の5割前後が上限で3割前後が相場です。他の海外ブランドに比べると低いほうだといえるでしょう。レベルソは2015年から2016年にかけてラインアップを一新していますが、最近のモデルでも特に高く買い取っているところは少ないようです。状態が良いのはもちろん、保証書や付属品も揃っていないと厳しいかもしれません。
JAEGER LECOULTREのレベルソが中古で販売されるときの相場
先述のとおりジャガー・ルクルトのレベルソは2015年から2016年にかけてラインアップを大幅に変更しており、中古市場では旧型のモデルが大半を占めます。販売価格は状態の良いものであれば定価の7割前後が相場で、需要によっては8割ほどの値をつけるモデルもあります。
現行モデルと旧型の大きな違いはサイズの表記です。例えばクラシックなら現行はスモール、ミディアム、ラージですが、男性用の旧型はビッグとグランドです。さらにグランドの中でもケースが薄かったり、一回りサイズの大きいものがあったりします。女性用に至っては名前からサイズが分かりません。旧型には正方形型の「スクアドラ」もあります。実際に購入するときはサイズを数値で確認したいところです。
まとめ
ジャガー・ルクルトのレベルソは文字盤が裏返しになるという大きな個性がありますが、他にも幾何学模様を思わせるデザインは上品で洗練されています。女性から男性まで、カジュアルからビジネスシーンまで幅広く身につけられるでしょう。モデルによってデザインだけでなく搭載される機能も異なり、現行モデルと旧型の違いもあります。購入するときはしっかりチェックしましょう。
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