クールなデザインBREITLINGクロノ

高級ブランド腕時計の中でも特に男性から熱烈な支持を受けているのがBREITLINGの「クロノ」シリーズです。他にもシリーズがある中でなぜクロノシリーズの人気が高いのか、その秘密と価格の相場について紹介します。

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BREITLINGクロノ について

スイスのBREITLING社は1939年、イギリス空軍から大量の発注を受けたのを機に航空業界との関係を急速に深めていきました。その需要に応えるべく誕生したのが1942年の初代「クロノマット」です。ベゼルが四則計算できる回転計算尺になっており、以降ナビタイマーやコスモノートなど別のモデルへと波及していきました。

現行のクロノマットは1984年にイタリア空軍と共同開発されたものがベースになっています。飛行中に腕時計のガラスが反射するのを防ぎ、手袋をしたままでも操作しやすいように工夫されています。また「ライダータブ」といって、ベゼル上の数字が入れ替えられるようにもなっています。

2000年にはすべてのムーヴメントをクロノメーター化し、さらにデザイン面での変更を重ねて現在に至っています。クロノマットの現行品は2017年10月現在19種類あり、それぞれケースやベルトの異なるバリエーションが数種類ずつ存在します。またベゼルが24時間の目盛りになっている「クロノライナー」が1種類だけあります。

19種類ラインアップされていても、約半分にあたる9種類は限定モデルです。しかも、そのうち6種類は日本限定です。例えば航空自衛隊のブルーインパルスをテーマにしたモデルがあります。おしゃれ度を高めたり、本体のサイズを小さくしたり、文字盤をローマ数字にしたりするなど日本人好みにアレンジされたものもあります。

男性からの人気が高いのはこうした限定品の多さもありますが、一番は機能の豊富さと押しの強いメカニカルなデザインです。さらにパイロット向けの腕時計である点が男心をそそります。

またクロノマットは他のシリーズに比べると文字盤に無駄がなく、ケースやベルトも洗練されていることからビジネスで身につけても、しっくり馴染んでくれます。ずっしりとした重みは付けている手応えを感じさせてくれるでしょう。これらも魅力の1つといえます。

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BREITLINGクロノのモデル紹介

現行のクロノシリーズの中で最も売れ筋なのは「クロノマット44」です。クロノシリーズのインデックスとなるモデルで、12時間計測できる3つのインダイヤルとタキメーター、1時間分の目盛りが付いた回転ベゼルなどが特徴です。ムーヴメントは自社で開発・製造した「キャリバー01」を搭載しています。最も安価なステンレススチールのケースで79万円(税抜、以下同じ)からです。

次に人気が高い「クロノマットエアボーン」はファーストモデルのデザインに現在の技術を搭載したものです。イタリア空軍と共同開発してから30周年を迎えたのを機に製作されました。ケースの裏にはイタリア空軍機が刻印されています。現行モデルと比較するとデザインの変化が分かりやすいでしょう。最も安価なタイプで84万円です。本体のサイズが一回り大きい「クロノマット44エアボーン」もあります。

クロノマットの大きさが苦手な人には「クロノマット38スリークT」がお勧めです。文字盤の径が38㎜なので手に当たる心配もありません。ベゼルは無地で回転しませんが「タングステンカーバイト」という新素材を採用しています。強靭で傷つきにくいのが特徴です。最も安価なタイプで65万円とクロノシリーズの中でも比較的手が届きやすいモデルです。

限定品では「クロノマット44フライングフィッシュ」が人気です。フリーダイビングの世界水深記録を持つパイロットのハーバード・ニッチに捧げられたモデルで、海と空の両方で使いやすいように専用のケースを使用したり、文字盤の視認性を高めたりしています。さらに500mの防水機能も付いています。最も安価なタイプで79万円です。

最後は「クロノマット41」です。名前からするとクロノマット44を小さくしただけのように思えますが、まったくの別物でありケースも文字盤も専用に開発・製造して同等の機能を提供しています。最も安価なタイプで79万円とクロノマット44と同じです。

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BREITLINGクロノの価格相場

他のブランドと同様、BREITLINGは正規の販売店で購入するのとそれ以外の店で購入するのとでは価格が大きく異なります。正規の場合、最も安い「クロノマット38スリークT」で65万円からですが、並行輸入品であれば40万円台後半から購入できます。

一方、同じモデルでもケースやベルト、文字盤を変えると価格は高くなり、特に「18Kのローズゴールド」をケースに使用したものは最大で700万円以上します。もし並行輸入品として出回ればもっと安価で購入できますが、こうしたバリエーションは滅多に出回りません。運良く見かけたらラッキーでしょう。BREITLINGでは、こうした正規の販売店以外で購入した腕時計でも標準料金でメンテナンスしてくれるので安心です。

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BREITLINGクロノの中古価格相場

クロノマットの中古価格相場は決して高いわけではなく未使用の新品でも5~6割、状態の良い新品で3~4割というのが目安です。各モデルのベーシックなタイプが65~110万円なので、未使用でも30~60万円くらいです。傾向としては限定モデルよりも実用性に優れているモデルの方に高値が付くようです。

できるだけ高く買い取ってもらうためには丁寧に扱うのはもちろん、日頃のこまめな清掃も大切です。特にクロノマットはリューズやスイッチが多いので、掃除するだけで状態が良くなり数万円ほど買取額が上がる場合もあります。

付属品の有無も買取価格を左右します。箱や保証書はもちろん、ベルトの予備のコマも重要です。1ヶ所に保存するなど紛失しないように気をつけましょう。またBREITLINGのような機械式の腕時計は保管しておくだけでも劣化します。使わないのであれば早めに手放すのがお得です。

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BREITLINGクロノの中古販売相場

クロノマットが中古で販売される時の相場は買取価格に若干上乗せしたくらいです。状態が良くて新品価格の6~7割、B級品で4~5割くらいです。ベーシックなステンレススティールタイプであれば20~40万円程度で購入できるでしょう。それ以上に高価なタイプのものは中古市場でもなかなか出回らないようです。

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まとめ

クロノシリーズは男心をくすぐるデザインとパイロット向けの機能が魅力の腕時計です。同じモデルでも文字盤やケース、ベルトをカスタマイズできる楽しみもあります。新品価格は高めですが、並行輸入品は割安です。ただしベーシックなタイプ以外は中古市場でも見かける機会が少ないため、正規の販売店で探した方が良さそうです。

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