目次
レトロなゼニス パイロット
・歴史
ゼニスはスイスのヌーシャテル州ル・ロックルで1865年に創業したマニュファクチュールです。マニュファクチュールというのはムーブメントの開発から製造まで一貫して自社で行なうブランドのことです。
1903年のクロノメーターコンテストで初受賞して以来、2,333以上の天文台コンクールで賞を受賞しており、その卓越した精度でスイスの時計メーカーの中でも最も多くの賞を受賞したブランドのひとつとして知られています。
・基本情報
ゼニスにはデファイ・クロノマスター・エリート、そしてパイロットの4コレクションがあります。ゼニスといえば「デファイゼロG」というほどデファイコレクションが注目を集めていますが、今回は腕時計なのにエイジングを楽しむことができる「パイロット」に焦点を絞っていきます。
・魅力
パイロットの「タイプ20エクストラスペシャル」や「タイプ20クロノグラフ」は、ケース素材がブロンズでできているためレトロなデザインが好きな人にはかなりおすすめです。リューズも調節しやすいようにと大きくなっていて、ブロンズの色とあいまって他の時計メーカーとは一線を画すヴィンテージ感溢れる一本になっています。
ゼニス パイロットのモデル紹介
ゼニス パイロットの人気モデルを5つほどご紹介していきます。
・パイロット タイプ20 クロノグラフ エクストラスペシャル
量産型クロノグラフとしては最も精度が高いといわれており、最も多くの賞を受賞したエル・プリメロクロノグラフがこのモデルに採用されています。さらに、裏蓋にはゼニスの航空計器のエングレービング(銅版画の一種)が施されているなど、こだわりが随所にちりばめられています。
・パイロット クロノメトロ TIPO CP-2
60 年代の有名なモデル「カイレリ」の復刻版です。クロノメトロのケース素材は、ブロンズではなくエイジング加工ステンレススチールです。ムーブメントには伝説のエル・プリメロクロノグラフが採用されています。
・パイロット タイプ20 エクストラスペシャル
ゼニスの伝説的なパイロットウォッチからのインスピレーションを受けて作られたのが「タイプ20 エクストラスペシャル」。ケース素材がブロンズ、裏蓋にはゼニスの航空計器のエングレービングが入っていますのでレトロ感の強いモデルといえます。
・パイロット タイプ20 クロノグラフ コイーバエディション
1966 年に創設された世界で最も人気のある葉巻メーカー「コイーバ」とのパートナーシップへのトリビュートとして作られたモデルです。こちらにもエル・プリメロのムーブメントが採用されています。
・パイロット タイプ20
ゼニスの伝説的なパイロットウォッチからのインスピレーションを受けたモデル。アラビア数字を使用したり全体にスーパールミノーバ塗布したりするなど、ヴィンテージ感が醸し出されています。エイジング加工を施した40mmのステンレススチールケースなので存在感はかなりあります。
ゼニス パイロットの人気モデルをご紹介してきましたが、やはり気になるのは価格相場ですよね。ここからはゼニス パイロットの価格相場、中古で買い取ってもらうときの相場、中古で購入するときの相場をまとめてご紹介していきます。
ゼニス パイロットの価格相場
ゼニス パイロットの主要モデルの価格相場をまとめてみましたので、購入を検討されている方は参考にしてみてください。
・タイプ20 エクストラスペシャル
44万~69万円
・タイプ20 トンアップ
54万~87万円
・タイプ20 クロノグラフ エクストラスペシャル
58万~87万円
・クロノグラフ Tipo CP-2 フライバック
68万~98万円
・クロノメトロ Tipo CP-2
72万~98万円
・ダブルマティック
117万~178万円
ゼニス パイロットの中で価格相場が最も高いのが『ダブルマティック』というモデルです。並行輸入品だと117万円ほど、正規販売店から購入すると178万円ほどします。パイロットウォッチの歴史に捧げるオマージュとして誕生したモデルで、ビッグデイト表示、24時間タイムゾーン表示、アラーム機能付き自動巻き、エル・プリメロクロノグラフ表示、30秒アラーム表示といった機能が搭載されています。
ゼニス パイロットの中古買取
ゼニス パイロットの中古の買取相場の価格をまとめてみました!売却を検討している方は買取相場を参考にしてみてください。
・タイプ20 エクストラスペシャル
22万~43万円
・ビックデイト スペシャル
35万~36万円
・クロノグラフ
28万~35万円
・ダブルマティック
57万~83万円
中古のゼニス パイロットで高く売ることができるモデルには特徴があります。ひとつはケースの素材がブロンズであるということ、もうひとつがエル・プリメロのムーブメントが搭載されているかということです。
ゼニス パイロットはもともとヴィンテージ感を楽しむモデルとしてつくり出されているため、エイジングを楽しめるブロンズがケースの素材になっていると高い値段がつきやすくなります。また、エル・プリメロは最も数多くの賞を受賞したムーブメントですので、そのムーブメントが搭載されているかどうかで買取価格も大きく変わってきます。
ゼニスのパイロットというひとつのコレクションの中にもブロンズ以外の素材がケースに使われていることがありますし、ムーブメントもエル・プリメロでないということもあります。なので、将来的に売却も念頭に入れて購入することを考えている方は、ケースの素材とムーブメントにこだわるとよいかもしれません。
ゼニス パイロットの中古販売相場
ゼニス パイロットの中古の販売相場をまとめてみました。購入を検討されている方は販売相場を参考にご検討してみてくださいね。
・タイプ20 エクストラスペシャル
36万~51万円
・タイプ20 トンアップ
53万~55万円
・タイプ20 クロノグラフ エクストラスペシャル
44万~65万円
・クロノグラフ Tipo CP-2 フライバック
42万~49万円
・クロノメトロ Tipo CP-2
59万~70万円
まとめ
ブロンズのレトロ感が漂うケースに世界最高峰のムーブメント「エル・プリメロ」が搭載されているゼニスのパイロット。ヴィンテージ時計に見えて中身は超がつくほどの高性能のムーブメントが時を刻んでいると考える、とちょっとした優越感を味わえたりするかもしれませんね。
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