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ペプシや緑のサブマリーナなど、ロレックスにはコレクターや市場で自然に生まれ、定着した愛称・ニックネームが数多くあります。
この記事では、ロレックスの代表的な愛称・ニックネームを、該当するモデルや型番とともに紹介します。あわせて、愛称と混同されやすいロレックス公式の名称との違いも解説します。
GMTマスター IIの愛称

GMTマスター IIは、ロレックスの中でも数多くの愛称が生まれているコレクションの1つです。ベゼルのカラーバリエーションが豊富で、2色の組み合わせから飲料やアメコミのキャラクターを連想した愛称が定着しています。
| 愛称 | 代表型番 | 由来 |
| ペプシ | 126710BLRO | 赤×青のベゼルからペプシコーラを連想 |
| コーク | 1676016710 | 赤×黒のベゼルからコカ・コーラを連想 |
| バットマン | 126710BLNR(オイスターブレス) | 青×黒のベゼルを、アメコミのヒーロー「バットマン」の配色になぞらえた |
| バットガール | 126710BLNR(ジュビリーブレス) | バットマンから派生した愛称 |
| ルートビア | 126711CHNR126715CHNR | 茶系のベゼルから飲料のルートビアを連想 |
| スプライト | 126720VTNR | 緑×黒のベゼルから炭酸飲料のスプライトを連想 |
| ブルース・ウェイン | 126710GRNR | 黒×グレーの落ち着いた配色から、バットマンの正体であるブルース・ウェインになぞらえたとされる |
| ファットレディ | 16760 | 厚みのあるケースに由来 |
バットマンとバットガールは、どちらも126710BLNRが使われるため、型番だけでは区別できません。一般的には、ブレスレットの違いで呼び分けられています。
| 愛称 | ブレスレット |
| バットマン | 3列のオイスター |
| バットガール | 5列のジュビリー |
ジュビリーブレスレット仕様を「バットガール」と呼ぶのが一般的ですが、どちらも非公式の愛称です。そのため、青×黒ベゼルのBLNR全体を「バットマン」と呼ぶ場合もあります。
また、スプライトとブルース・ウェインは、ベゼルの配色が似ています。緑が使われているか、リューズ(時刻を合わせるつまみ)が左右どちらにあるかを見ると見分けやすいでしょう。
| 愛称 | 型番 | ベゼル | リューズ位置 |
| スプライト | 126720VTNR | 緑×黒 | 左(日付は9時位置) |
| ブルース・ウェイン | 126710GRNR | 黒×グレー | 右 |
サブマリーナの愛称
サブマリーナの愛称は、ベゼルや文字盤の色に由来するものが中心です。一方、「赤サブ」は文字盤の印字、「ジェームズ・ボンド」や「ミルサブ」は来歴や仕様から名付けられています。特に緑系モデルは、世代ごとに異なる愛称が使われている点が特徴です。
| 愛称 | 正式モデル名 | 代表型番 | 由来 |
| カーミット | サブマリーナ デイト | 16610LV | 緑ベゼル×黒文字盤を、緑色のカエルのキャラクターになぞらえた |
| ハルク | サブマリーナ デイト | 116610LV | 緑ベゼル×緑文字盤を、アメコミの緑色の巨人になぞらえた |
| スターバックス | サブマリーナ デイト | 126610LV | 緑のベゼルからコーヒーチェーンのスターバックスを連想 |
| スマーフ | サブマリーナ デイト | 116619LB | 青ベゼル×青文字盤のホワイトゴールドモデルを、青いキャラクターになぞらえた |
| クッキーモンスター | サブマリーナ デイト | 126619LB | 青ベゼル×黒文字盤のホワイトゴールドモデルを、青いキャラクターになぞらえた |
| ブルージー | サブマリーナ デイト | 126613LB116613LB | 青×金のイエローロレゾール仕様。日本では「青サブ」とも呼ばれる |
| 赤サブ | サブマリーナ デイト | 1680(初期の赤文字仕様) | 文字盤の「SUBMARINER」が赤文字で印字されていることから |
| ジェームズ・ボンド | サブマリーナ | 6538 | 初期の映画でジェームズ・ボンド役が着用。「ビッグクラウン」とも呼ばれる |
| ミルサブ | サブマリーナ | 55135513/55175517 | 英国国防省向けの軍用仕様「Military Submariner」に由来 |
緑のサブマリーナは、世代によって愛称が異なります。見分けるポイントは、ベゼルの素材と文字盤の色です。
| 愛称 | 型番 | ベゼル | 文字盤 |
| カーミット | 16610LV | 緑のアルミベゼル | 黒 |
| ハルク | 116610LV | 緑のセラクロムベゼル | 緑 |
| スターバックス | 126610LV | 緑のセラクロムベゼル | 黒 |
カーミットとスターバックスはどちらも緑ベゼル×黒文字盤ですが、カーミットはアルミ、スターバックスはセラクロム製のベゼルを採用しています。ハルクは、ベゼルと文字盤の両方が緑色です。
コスモグラフ デイトナの愛称

コスモグラフ デイトナの愛称は、文字盤やケースの特徴、搭載するムーブメントの世代に由来するものが中心です。ほかのコレクションに比べ、由来が明確な愛称が多いのも特徴です。
| 愛称 | 代表型番 | 由来 |
| ポール・ニューマン | 6239などのエキゾチックダイヤル仕様 | 俳優ポール・ニューマン氏との結びつき |
| パンダ | 126500LN(白文字盤) | 白文字盤+黒いカウンター外周リングの配色 |
| 逆パンダ | 型番に限らない(例:126500LN 黒文字盤) | 黒文字盤+明るいカウンター外周リングの配色 |
| ゼニス・デイトナ | 16520 | ゼニス製ムーブメントをベースにした世代 |
| パトリッツィ | 16520の一部個体 | 経年によりサブダイアル外周が茶色く変色した個体 |
| ジョン・プレイヤー・スペシャル | 6241(18ctイエローゴールド・黒×金文字盤) | 黒×金の文字盤配色 |
| レインボー | 116598RBOW | 多色のサファイアをグラデーション状にセット |
| ル・マン | 126529LN(18ctホワイトゴールドの公式発表モデル)126528LN(18ctイエローゴールドのオフカタログ仕様)126525LN(18ctエバーローズゴールド仕様) | ル・マン24時間レース100周年記念 |
| ビッグレッド | 6263・6265の一部後期仕様 | 「DAYTONA」の赤文字印刷 |
パトリッツィは、イタリアの著名なオークショニア、オズヴァルド・パトリッツィがこの変色に注目したことに由来するとされています。ジョン・プレイヤー・スペシャルは、時計自体がF1のスポンサーカラーより前に作られており、後年になって付けられた愛称です。
シードゥエラー・ディープシーの愛称
シードゥエラーとディープシーの愛称は、文字盤の印刷や実在の人物に由来します。特にシードゥエラーは、文字盤の赤文字の行数や色で呼び分けられています。
| 愛称 | 正式モデル名 | 代表型番 | 由来 |
| シングルレッド | シードゥエラー | 1665(試作・プロトタイプ) | 赤文字が1行 |
| ダブルレッド | シードゥエラー | 1665 | 赤文字が2行 |
| グレート・ホワイト | シードゥエラー | 1665(後期) | 文字盤の表記が白一色 |
| ジェームズ・キャメロン | ディープシー | 136660 | ジェームズ・キャメロン監督の深海探査を記念したD-blue文字盤 |
現行の126600も赤文字が1行のため「シングルレッド」と呼ばれることがあります。ただし、一般にシングルレッドは、量産型に先行した最初期の1665試作個体を指すため、ヴィンテージモデルとは区別して考えるのが適切です。
エクスプローラー II・デイトジャスト・デイデイトの愛称

エクスプローラー II・デイトジャスト・デイデイトには、文字盤やベゼルなどの特徴に由来する愛称があります。
| 愛称 | 正式モデル名 | 代表型番 | 由来 |
| ポーラー | エクスプローラー II | 226570(白文字盤) | 極地(polar)の雪を思わせる白文字盤 |
| フレッチョーネ | エクスプローラー II | 1655 | イタリア語で「大きな矢」を意味し、大型のオレンジ24時間針に由来 |
| ウィンブルドン | デイトジャスト 41 ほか | 126334(スレート文字盤×グリーンのローマ数字仕様) | スレート文字盤×緑のローマ数字 |
| サンダーバード | デイトジャスト ターノグラフ | 16264 | 米空軍の飛行隊「サンダーバーズ」への供給に由来。ロレックス自身も米国市場で使用 |
| ステラ・ダイヤル | デイデイト | 1803・18038などの一部ラッカーダイヤル仕様 | 特殊ラッカーの供給元とされるステラ社に由来 |
ポーラーの白文字盤は16550に始まり、16570、216570を経て現行の226570へ受け継がれています。
愛称と間違えられやすいロレックスの公式名称
ロレックスには、愛称のように見えて、実は公式に定められた名称も数多くあります。混同を避けるため、代表的な公式名称を整理しておきましょう。
特に注意したいのが「プレジデント」と「ジュビリー」です。どちらもブレスレットの公式名称であり、「デイデイト=プレジデント」のようにモデル名として使うのは非公式です。
また、「ターノグラフ」と「サンダーバード」のように、公式名称とは別の愛称が定着している例もあります。
| 用語 | 正確な位置づけ |
| オイスタースチール | ケースやブレスレットなどに使われる、耐食性に優れた904L系ステンレススチールの公式名称 |
| エバーローズゴールド | 18ctピンクゴールド合金の公式名称 |
| セラクロム | ロレックスがハイテクセラミック製コンポーネントに用いる名称。ベゼル・ベゼルインサートに広く採用され、2025年には初のセラクロムダイヤルも登場 |
| クロマライト | 発光ディスプレイの公式名称 |
| ロレゾール | オイスタースチールと18ctゴールドを組み合わせた仕様の公式名称。サブマリーナのブルージーは「イエローロレゾール」にあたる |
| ロレジウム | オイスタースチールと950プラチナの要素を組み合わせた仕様の公式名称 |
| プレジデント | 1956年にデイデイトのために誕生した3列リンクのブレスレット。現在は一部の貴金属製デイトジャストやレディ デイトジャストにも採用 |
| ジュビリー | 1945年にデイトジャストのために開発された5列リンクのブレスレット。現在はGMTマスター IIなどにも採用 |
| D-blue | ディープシーに採用される文字盤の公式名称 |
| アイスブルー | 文字盤色の公式名称 |
| オイスタークォーツ | 歴史的なクォーツモデルの公式名称 |
| ターノグラフ | ロレックスの公式モデル名 |
| エアキング | ロレックスの公式モデル名 |
ロレックスはレンタルで試すのがおすすめ
ここまで紹介したロレックスの愛称の多くは、ベゼルや文字盤の色、ケースの厚み、ブレスレットの違いなど、時計の見た目や仕様から生まれています。こうした違いは、写真や型番だけではわかりにくいものです。
ロレックスの購入を検討しているなら、腕時計のレンタルサービスで気になるモデルを一定期間試し、実際の見た目や着け心地を確かめる方法もあります。
色や配色の印象は写真と実物で変わる
ロレックスの愛称の由来になっている配色は、画面越しではわかりにくい部分です。ペプシの赤×青やスプライトの緑×黒も、商品写真と実際に腕に着けたときでは印象が変わることがあります。
特にカーミット、ハルク、スターバックスのように、ベゼルや文字盤の組み合わせが異なるモデルは、写真だけでは自分の肌や服装との相性まで判断できません。一定期間使い、さまざまな場面で見比べることで、自分に合うモデルを選びやすくなります。
厚み・重さ・ブレスレットの違いは実際に着けないとわからない
ロレックスは、同じ愛称で呼ばれるモデルでも、着け心地に違いがあります。例えば、バットマンとバットガールはブレスレットが異なり、手首への沿い方も変わります。
スマーフやクッキーモンスターのようなホワイトゴールド製モデルは、ステンレススチール製に近い見た目でも、実際に持つと重さの違いを感じやすいでしょう。ファットレディと呼ばれる16760はケースが厚く、シャツの袖口への収まりにも差が出ます。
また、スプライトのようにリューズが左側にあるモデルは、着ける腕によって感触が変わります。こうした違いはスペック表だけでは判断しにくいため、購入前にレンタルで試してみるのがおすすめです。
複数の候補を比べてから買うかどうかを決められる
ロレックスなどの高級腕時計は、気軽に買い直せるものではありません。ペプシとバットマンで迷っている、緑サブのどの世代が合うか決めきれないといった段階では慎重に選びたいところです。
レンタルなら、候補を1本ずつ試し、普段の服装や仕事での使いやすさ、サイズ感などを比較できます。実際に使ってから購入すれば、「思っていたのと違った」と感じる可能性も減らせるでしょう。また、試した結果、購入せずレンタルで十分だとわかることもあります。
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まとめ
ロレックスには、ペプシやバットマン、カーミット、ハルクなど、コレクターや市場で定着した愛称が数多くあります。由来はベゼルや文字盤の色、ケースの厚み、ブレスレットの違いなどさまざまで、同じ型番でも仕様によって呼び分けられるケースもあります。
一方、ジュビリーやプレジデント、ロレゾールなどは愛称ではなく、ロレックスが定めた公式名称です。愛称と公式名称の違いを知っておくと、モデルや仕様をより正確に理解できます。
ロレックスの購入を検討している場合は、写真やスペックだけで判断せず、レンタルで実際の色味や重さ、着け心地を確かめるのも1つの方法です。候補を比較してから選ぶことで、自分に合う1本を見つけやすくなるでしょう。
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