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ロレックスは1ブランドで世界のスイス時計市場の約3割を占めるといわれるほど、大きな存在感を持つブランドです。では、実際の売上高はどれくらいなのでしょうか。
この記事では、ロレックスの売上高や市場シェア、年間本数を解説します。カルティエやオメガとの規模の違いも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ロレックスの売上規模を示す主な指標一覧

ロレックスの2025年の売上規模を示す主な指標は、以下の通りです。なお、ロレックスはブランド別の売上高を公表していません。そのため、以下の数字はいずれもモルガン・スタンレーとLuxeConsultによる推計値です。
| 項目 | 2025年の推計値 | 指標の種類 |
| 推定売上高 | 110.02億スイスフラン(約2兆1,600億円) | 卸売ベース |
| 推定小売市場価値 | 160.63億スイスフラン(約3兆1,500億円) | 小売ベース |
| 推定市場シェア | 約33% | 小売ベース |
| 推定年間本数 | 約115万本 | – |
| 推定平均販売単価 | 約1万4,000スイスフラン(約274万円) | 小売ベース |
※推定平均販売単価は、推定小売市場価値を推定年間本数で割った数値
※日本円は1スイスフラン=195.92円で換算(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 外国為替相場情報 2026年8月17日の対顧客電信売買相場仲値)
参考:What we can learn from Morgan Stanley’s Ninth Annual Swiss Watch Report|Revolution
売上高
ロレックスの2025年の推定売上高は、110.02億スイスフラン、日本円で約2兆1,600億円です。これは、ブランド側の売上を卸売価格ベースで推計した金額です。
一方、小売価格ベースに換算した「推定小売市場価値」は160.63億スイスフラン(約3兆1,500億円)で、卸売ベースの売上高の約1.46倍にあたります。
スイス時計市場におけるシェア
ロレックスが世界のスイス時計市場に占めるシェアは、約33%と推計されています。1ブランドだけで市場の約3分の1を占める計算です。
分母は、付加価値税を除いたスイス時計の世界全体の小売市場規模約490億スイスフラン(約9兆6,000億円)です。ロレックスの推定小売市場価値160.63億スイスフランを、この約490億スイスフランと比べると、約33%になります。
1本あたりの平均単価
ロレックスの推定小売市場価値を推定年間本数で割ると、1本あたりの平均販売単価は約1万4,000スイスフラン、日本円で約274万円です。274万円という金額は、あくまで全モデルをならした平均です。
オイスタースチール製には100万円前後から購入できるモデルがある一方、18ctゴールドやプラチナ、宝石を使ったモデルには1,000万円を超えるものもあります。こうした高価格帯のモデルが、平均単価を押し上げています。
関連記事:【2026年最新】ロレックスの定価一覧!中古・並行価格との違いや定価で買う方法も
年間本数
ロレックスの2025年の年間本数は、約115万本と推計されています。前年から約2%減少し、数量の減少は2年連続です。モルガン・スタンレーによると、2年連続で減少するのは20年以上で初めてとされています。
ロレックスと他ブランドの売上規模の差
ロレックスの規模は、他ブランドと比べるとよりわかりやすくなります。2025年の推定売上高による上位5ブランドを見ていきましょう。
| 順位 | ブランド | 推定売上高 | 推定市場シェア |
| 1 | ロレックス | 110.02億スイスフラン | 約33% |
| 2 | カルティエ | 34.88億スイスフラン | 約8.7% |
| 3 | オーデマ ピゲ | 約26億スイスフラン | 約6% |
| 4 | パテック フィリップ | 約25億スイスフラン | 約7% |
| 5 | オメガ | 約22億スイスフラン | 約6% |
※モルガン・スタンレーとLuxeConsultが共同でまとめた年次レポートによる推計値
※順位は売上高(卸売ベース)、シェアは小売市場価値(小売ベース)にもとづく
2位カルティエとの差は約3.2倍
2位のカルティエは34.88億スイスフランで、ロレックスの推定売上高はカルティエの約3.2倍です。金額では75億スイスフラン以上の開きがあります。カルティエも大規模ブランドですが、それでもロレックスとは3倍以上の差があります。
3位以下との差はさらに大きく、ロレックスの推定売上高はオーデマ ピゲの約4.2倍、パテック フィリップの約4.4倍、オメガの約5倍です。売上規模で見ると、ロレックスが他ブランドを大きく引き離していることがわかります。
2位から5位を合計してもロレックス1社とほぼ同規模
もう少し踏み込んで比較してみましょう。2〜5位の4ブランドを合計すると、推定売上高は約107.9億スイスフランです。ロレックス1社の110.02億スイスフランと、ほぼ同じ水準になります。
なお、3〜5位の売上高は「約26億」「約25億」「約22億」と概数のため、比較には多少の幅があります。
つまり、カルティエ・オーデマ ピゲ・パテック フィリップ・オメガの4ブランドを合わせて、ようやくロレックス1社に並ぶ計算です。細かな差を厳密に比較することはできませんが、ロレックスの市場での存在感の大きさがわかる数字といえるでしょう。
売上規模から見えるロレックスの強さ

ここまでの数字から、ロレックスがどのように現在の規模を維持しているのかを見ていきましょう。
本数を増やさずに売上を伸ばしている
2025年のロレックスは、年間本数を約2%減らしながら、売上高を約4%伸ばしました。その背景には、平均単価が約6%上昇したことがあります。
数量よりも金額が伸びる動きは、高級時計市場全体にも見られます。
モルガン・スタンレーとLuxeConsultの共同レポートによると、5万スイスフランを超える腕時計は、数量では全体の1.4%にすぎない一方、輸出額の37%を占め、価値ベースの成長寄与は89%に達しました。
少数の高額商品が、金額ベースでは非常に大きな比重を占めていることがわかります。
設計から組み立てまでを自社で担うスイス国内4拠点
ロレックスは、スイス国内の4拠点で腕時計の設計・製造・組み立て・検査を行っており、従業員は9,000名を超えます。
| 拠点 | 作業 |
| アカシア | 時計の開発と最終組み立て |
| ビエンヌ | ムーブメントの製造 |
| プラン・レ・ウアト | ケースとブレスレットの製造 |
| シェーヌ・ブール | 文字盤、セラクロム製ベゼル、宝石留め |
ロレックスは、金合金の鋳造から部品の加工・仕上げまでを手がけ、部品の大部分を自社で設計・開発・製造しています。年間約115万本と推計される規模を、大部分の工程を自社に集約した体制で支えている点は、ロレックスの大きな特徴です。
参考:Watchmaking – A unique approach|Rolex
ロレックスは購入前にレンタルで確かめるのがおすすめ
年間約115万本と聞くと十分な供給量に思えますが、ロレックスは希望するモデルをすぐに購入できるとは限りません。また、気軽に買える価格帯のブランドでもありません。
そのため、購入前にレンタルで実際に使い、サイズ感や着け心地、デザインを確かめてみるのも1つの方法です。
サイズ感や装着感を日常の中で確かめられる
ロレックスは、スペック表だけでは判断しにくい部分があります。ケース径が36mmか41mmかを比べても、実際に手首へ載せたときの印象まではわかりません。ケースの厚みやブレスレットの重さも、手首の太さや骨格によって感じ方が変わります。
こうした違いは、数分の試着だけでは判断しにくいものです。シャツの袖口に収まるか、キーボード操作の邪魔にならないか、1日着けても重さが気にならないかなど、実際の生活で使って初めてわかることがあります。
レンタルなら、通勤や仕事、休日などさまざまな場面で、数日から数週間かけて使い心地を確かめられます。
気になる複数のモデルをじっくり比べられる
ロレックスには複数のコレクションがあり、同じコレクションでもケースサイズや素材、文字盤の色によって印象は大きく変わります。ただし、正規店では在庫が限られるため、気になるモデルを並べて比較できる機会は多くありません。
写真だけで判断するのも難しいところです。文字盤の色は光の当たり方で変わり、屋内では落ち着いて見えても、屋外では明るく見えることがあります。ブレスレットの光沢やベゼルの質感も同様です。
レンタルなら、気になるモデルを実際に試しながら比較できます。自分に合うサイズや色、質感を確かめることで、購入後の違和感も避けやすくなるでしょう。
高額なモデルでも購入前に納得したうえで判断できる
ロレックスは、モデルによっては数百万円の買い物になります。店頭で数分見ただけで決めるのは簡単ではなく、長く使う前提ならなおさら慎重に選びたいところです。
レンタルなら、月額の費用で実際に身につけてから購入を判断できます。「思ったより大きい」「自分の服装に合わない」とわかることも、購入前なら大きな収穫です。
憧れのモデルを一度しっかり試し、自分に合うか確かめてから決められる点は、レンタルの大きなメリットです。
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まとめ
ロレックスの2025年の売上高は、約110億スイスフラン、日本円で約2兆1,600億円です。スイス時計市場の約33%を占め、2位のカルティエとは約3.2倍の差があります。年間本数は約115万本と推計され、数量を減らしながら売上を伸ばしている点も特徴です。
また、スイス国内4拠点と9,000名を超える従業員を抱え、製造の大部分を自社で担う体制からは、ロレックスの規模の大きさがわかります。
高価格帯のモデルまで幅広く展開するなか、2025年は年間本数が減る一方で、推定売上高と平均単価は上昇しています。ここにロレックスの強さが表れているといえるでしょう。
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