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ロレックスが2025年に発表した「ランドドゥエラー」は、7年以上にわたる開発を経て誕生した革新的な新モデルです。従来のロレックスとは異なる独自のデザイン哲学を体現し、完全自社開発による新ムーブメントを搭載しています。その完成度の高さから、発表直後から世界中の時計愛好家の注目を集めました。
本記事では、ランドドゥエラーの特徴や技術的な進化、そしてデザインに込められたロレックスの新たな思想を紹介します。ロレックスの次なる時代を切り開く1本として、その魅力をじっくり見ていきましょう。
ロレックスの「ランドドゥエラー」とは?

ランドドゥエラーは、ロレックスが2025年に発表した新作モデルであり、7年以上の歳月をかけて開発された渾身の1本です。スイス・ジュネーブで開催された世界最大級の時計展示会「Watches & Wonders Geneva 2025」にて初披露され、発表直後から大きな注目を集めました。
最大の特徴は、ロレックスが完全自社開発・製造した新型自動巻きムーブメント「キャリバー7135」を搭載している点です。このムーブメントは、従来のキャリバーシリーズとは一線を画す設計思想と新技術を採用しており、精度・耐久性・エネルギー効率のすべてにおいてロレックスの技術革新を象徴する存在となっています。
ランドドゥエラーの特徴
ここからは、ランドドゥエラーが持つ主な特徴をデザイン・機構の両側面から詳しく見ていきましょう。
ケース・サイズ・防水性
ランドドゥエラーのケースは、ロレックスを象徴するステンレススチール製オイスターケースをベースにしながらも、新たな設計思想によって再構築されています。サイズは36mmと40mmの2種類が用意されており、性別や手首の太さを問わず、幅広いユーザーが自然に着けられるバランスの取れた構成です。
ケース厚は約9.7mmと、ロレックスのスポーツモデルの中でも特にスリムな設計が採用されています。これにより袖口への収まりがよく、フォーマルシーンでも違和感のないスマートな装着感を実現し、日常使いにおける快適さも兼ね備えています。防水性能は100mと十分な実用性を確保しており、雨や手洗いなどの日常的な水濡れにも安心して使用可能です。
また、ロレックスとしては異例のサファイアクリスタル製シースルーバックを採用しており、裏蓋からは新ムーブメント「キャリバー7135」の精緻な仕上げを鑑賞できます。ロレックスが技術だけでなく美しさにもこだわりを持っていることを感じさせます。
ブレスレット
ランドドゥエラーの大きな魅力の1つが、ケースとブレスレットが一体化した「シームレスデザイン」です。これまでのロレックスにはなかった新しい設計で、時計全体がまるで1枚の金属から削り出されたかのような滑らかな造形を実現しています。
ブレスレットには、新たに開発された5連リンク構造の「フラットジュビリー」を採用しています。各コマの表面をフラットに仕上げることで、光の反射が均一になり、上品でモダンな輝きを放ちます。従来のジュビリーブレスレットが持つクラシックな雰囲気に、現代的な洗練さを融合させたデザインです。
さらに、バックルには外観を崩さないコンシールド式クラスプを採用しており、留め具が目立たず、ケースからブレスレットへと自然に流れる一体感のあるラインを形成しています。この連続的で美しいフォルムこそ、ランドドゥエラーが放つ新しいロレックス像を象徴する要素といえるでしょう。
ムーブメント
ランドドゥエラーの中心には、ロレックスが新たに開発した自社製自動巻きムーブメント「キャリバー7135」が搭載されています。キャリバー7135は、ロレックスの技術的進化を象徴する存在であり、精度・耐久性・効率性のすべてを高次元で融合させた最新設計です。
振動数は毎時36,000振動(5Hz)のハイビート仕様で、従来のロレックスムーブメント(4Hz)を上回る精度を実現しています。高振動により姿勢差や外的要因による誤差を抑え、より安定した計時性能を発揮します。
パワーリザーブは約66時間と長時間化されており、週末に外しても週明けまで動作を維持できる実用的な設計です。また、ムーブメント自体が従来モデルよりも薄型化されているため、ケース全体のスリムなフォルムを実現する上でも重要な役割を果たしています。
このキャリバー7135の登場は、ロレックスが今後の世代に向けて掲げる「高精度×快適性×デザイン性」という新たな方向性を明確に示すものといえるでしょう。
文字盤デザイン
ランドドゥエラーの文字盤は、ロレックスのデザイン哲学に新風を吹き込むモダンな「ハニカム(蜂の巣)モチーフ」が採用されています。この独自のパターンは、ランドドゥエラーを象徴するデザイン要素の1つです。
レーザー加工によって精密に刻まれた六角形の凹凸が、光の角度によって陰影を変え、まるで生きているかのように表情を移ろわせます。見る角度や光の加減によって立体感が変化し、日常の中でも常に新しい表情を楽しめる仕上がりです。
針もこのモデル専用の新デザインが採用されており、特に秒針の後端には小さな六角形のカウンターウェイトがあしらわれています。これにより、文字盤のハニカム模様との統一感が生まれ、全体として調和の取れたデザインとなっています。
インデックスは基本的にバー型を採用していますが、6時と9時の位置のみアラビア数字を配置する独特な構成です。この非対称のレイアウトが動きとリズムを生み出し、ランドドゥエラーならではの個性を際立たせています。
ランドドゥエラーの価格
続いて、ランドドゥエラー36とランドドゥエラー40の各モデルの価格(定価)を紹介します。
ランドドゥエラー36
2025年10月時点でのランドドゥエラー36の各モデルの価格(定価)は以下です。
| 型番 | 素材 | 定価(税込) |
| 127234 | オイスタースチール&ホワイトゴールド | 2,115,300円 |
| 127235 | エバーローズゴールド | 6,362,400円 |
| 127236 | プラチナ | 8,773,600円 |
| 127285TBR | エバーローズゴールド、ダイヤモンド | 13,346,300円 |
| 127286TBR | プラチナ、ダイヤモンド | 14,077,800円 |
ランドドゥエラー40
2025年10月時点でのランドドゥエラー40の各モデルの価格(定価)は以下です。
| 型番 | 素材 | 定価(税込) |
| 127334 | オイスタースチール&ホワイトゴールド | 2,255,000円 |
| 127335 | エバーローズゴールド | 6,968,500円 |
| 127336 | プラチナ | 9,427,000円 |
| 127385TBR | エバーローズゴールド、ダイヤモンド | 15,602,400円 |
| 127386TBR | プラチナ、ダイヤモンド | 17,344,800円 |
まとめ
ランドドゥエラーは、ロレックスとしては異例となる透明サファイア製のケースバックを採用しており、内部のムーブメントを直接鑑賞できる構造が特徴です。精緻に仕上げられた地板の装飾や、22Kゴールド製ローターが織りなす上質な輝きは、機能美と芸術性を両立させたロレックスの新たな試みといえるでしょう。
また、耐衝撃性・耐磁性にも優れており、-2〜+2秒以内というクロノメーターを超える厳格な精度基準をクリアしています。日常生活のあらゆる環境でも安定した性能を発揮し、ロレックスらしい信頼性を確保しています。
デザイン面では、一体型ブレスレットとハニカム文字盤によって革新性を打ち出し、技術面では新開発ムーブメント「キャリバー7135」がブランドの進化を力強く示しています。
ランドドゥエラーは、伝統を受け継ぎながらも新たな領域へと踏み出したロレックスの象徴的モデルです。これまでのロレックスにはない個性や最新技術を求める人にとって、極めて魅力的な選択肢となるでしょう。
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