知っておきたいリューズの取扱方や注意点

お気に入りの腕時計、扱い方を間違えてしまうと取り返しの付かない故障に繋がります。今回は腕時計の中核部分、「リューズ」についてご紹介したいと思います。正しい取り扱い方を知っておきましょう。

この記事は約5分で読み終わります。

リューズとは

知っておきたいリューズの取扱方や注意点

リューズとは時計に付いている、ゼンマイを巻き上げたり、時刻やカレンダーなどを操作する部分です。時計版の横部分に付いていて、引っ張ったり回したりして使います。アナログの腕時計では手巻き式でも自動巻き式でも共通してリューズが付いています。

手巻き式の場合は使用する前にリューズを巻くことで駆動します。つまり、ゼンマイ仕掛けのおもちゃのような仕組みです。

自動巻きの場合は、振動によってゼンマイが巻き上げられるという仕組みになっています。手巻き式のようにリューズを回して巻くことも可能です。

一般的な使い方は、通常の状態で回すことでゼンマイを巻くことができます。次に日付や時刻を合わせたい場合は、自分の指でリューズのつまみを引きます。指で引きにくい場合は爪を使ってみてください。一段階引くとカレンダーを合わせることができ、二段階引いて回すことで長針と短針が動き、時刻を合わせることができます。左回しで時刻が戻り、右回しで時刻が進みます。

時計の種類やブランドによって巻き方が変わる場合もあるので、注意してください。しっかりと自分が持っている時計の扱い方を調べてから触るようにしましょう。


リューズの種類

実はリューズには二種類あり、それぞれ使い方が異なりますので注意して下さい。

引き出し式

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多くの時計が、このタイプです。指でつまんで、リューズを引き出します。

特に固い場合は、爪を使いといいでしょう。ただし、力をかけすぎるとリューズが取れたり、中で芯が破損する場合もあるので注意が必要です。どうしても外れない場合は、専門店に持っていくことをおすすめします。

ねじ込み式

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一部のダイバーズウォッチなどは、時計内の気密性を保持するために、「ねじ込み式」のリューズを採用していることがあります。(ロレックスはほとんどこのタイプのリューズを採用しています)これにより、時計内を密閉し、水やホコリの侵入をふせいでいます。このタイプのリューズを引き出す時は、ネジのように左に回すと、リューズがせり出し、時刻の調整などが出来るようになります。リューズがあまりにも固くて引き出せない場合は、この「ねじ込み式」である可能性があるので、注意しましょう。

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やってはいけないリューズの取扱

リューズの取り扱いには注意が必要です。やってはいけない操作はどのようなものかみていきましょう。

右回しの時刻合わせ

基本的に時刻を合わせる際には右回しで行います。古い時計の場合には左回しで時刻を戻すと故障してしまう場合もありますので注意してください。ただし、数分の時刻のずれで右回しを意識し過ぎると、たくさんリューズを回さなければならず、それもまた時計の負担となってしまう可能性もあります。自分の時計の取り扱いをきちんと把握し、操作するようにしましょう。

夜中にカレンダーの操作

夜中にカレンダーを操作することはタブーです。20時~4時の間くらいに日送り車という歯車が作動します。この間に操作を行ってしまうと歯車のかみ合わせに負担がかかってしまい故障の原因となるのです。もし夜中にカレンダーを操作したくなったら、20時~4時以外に時刻を動かしてからカレンダーを操作し、カレンダー調整後に時刻を元に戻せば大丈夫です。

手巻き式の「巻止まり」を超えて動かす

手巻き式時計の場合、巻き止まりが来ても巻き続けることでゼンマイが切れてしまう恐れがありますので注意しましょう。

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よくあるリューズのトラブルと対処法

リューズは繊細であるがゆえにトラブルを起こすことがあります。そのトラブルの一例と対処方法をご紹介します。

巻真が錆びている

リューズが重い、回らない、引けないという場合に考えられるのは、巻真の錆びの可能性が高いです。

歯車がずれている

内部の破損により歯車がずれ、空回りしてしまうことがあります。

引き抜けてしまう

リューズが油切れや緩んでいるなど、劣化している場合に強い力で引いてしまうと抜けてしまうことがあります。

これらのような症状が出た場合には、自分でなんとかしようとせずに専門店に修理に出しましょう。下手に触ってしまうと取り返しの付かないことになっていまいます。また、修理に出すような故障にならないように、定期的なメンテナンスを行ってください。専門店での腕時計のオーバーホール(分解掃除)は必ず必要です。


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リューズという言葉の由来

ちなみに、このリューズという言葉の由来とは何なのでしょうか。外来語のように感じますが、実は日本語なのです。

 

リューズは梵鐘(ぼんしょう=お寺などの鐘のこと)の鐘(かね)の飾りとなっている、中国神話の蒲牢(ほろう=龍に似た怪物)から名づけられたとされています。この蒲牢は神話の怪物で、吼えることを好むとされていることから、鐘の音を響かせると伝えられているのです。この蒲牢(ほろう)をかたどった飾りのことを日本では竜頭(りゅうず)と呼びます。


そして時計の装飾に蒲牢(ほろう)が施されるようになり、そこからゼンマイ巻きの装飾となって装飾自体はなくなりましたが、言葉は言い伝えられたということです。

 

いかがでしたでしょうか。
腕時計の内部構造はとても複雑で繊細です。
お気に入りの時計を長く持つために、手入れは綿密に行いましょう。

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