腕時計には、「クォーツ」という、電池を動力源として駆動するムーブメントがあります。
高い精度と手頃な価格、そしてメンテナンスの手軽さから、クォーツ時計は多くの人々に支持されています。
特に、日常生活できっちりとした時間管理をしたい方にとって、クォーツ時計はなくてはならない存在です。
この記事では、クォーツ時計の歴史からおすすめのモデルまで、クォーツ時計の魅力についてご紹介いたします。
クォーツ時計とは
クォーツ時計とは、クォーツクリスタル（水晶）という鉱物によって、動作する時計のことを指します。
クォーツクリスタルは、電圧をかけると機械的な振動を発生させる性質と、一定の振動を維持する性質を持っています。
電池で電圧を発生させ、振動数を基に時間を計測します。
クォーツクリスタルの振動数にはほとんど変動がないため、クォーツ時計は非常に精度が高いといわれています。
また、クォーツ時計はシンプルな仕組みになっているものが殆どなため、比較的手頃な価格で提供されることが多く、人気があります。
クォーツ時計の歴史
クォーツ時計の歴史についてご紹介します。
開発初期
クォーツ時計の開発は、20世紀初頭に始まりました。
1927年、アメリカにあるベル研究所のウォーレン・マリソンとJ.W.ホートンが、初めてクォーツを使った時計を開発しました。
この時計は、大型で実験的なものでしたが、その精度の高さは当時の機械式時計を大きく上回るものでした。
技術の進化と普及
1960年代に入ると、クォーツ技術が急速に進化しました。
1967年、日本のセイコーとアメリカのバロ・アッカ・エリート・クロック社が、初めて実用的なクォーツ腕時計を発表しました。
セイコーは、1969年に「アストロン」を発売し、これが世界初の量産型クォーツ腕時計となりました。
アストロンはその精度と信頼性で大きな注目を集め、クォーツ時計の時代が到来することを予感させたのです。
クォーツショック
1970年代は、クォーツ時計が広く普及した時期です。
日本のセイコーやシチズンは、クォーツ技術を採用した手頃な価格の時計を大量に生産し、世界中に供給しました。
クォーツ時計は瞬く間に人気を博し、従来の機械式時計市場に大きな影響を与えました。
特にスイスの機械式時計産業に大きな打撃を与えました。
スイスは長年にわたり高品質な機械式時計の生産で知られていましたが、クォーツ時計の登場により、その市場シェアが急速に減少しました。
多くの伝統的な時計メーカーが経営困難に陥り、業界全体が再編成を余儀なくされました。
この現象は「クォーツショック」と呼ばれ、腕時計の歴史を大きく変える出来事となりました。
低価格で高精度の時計が一般消費者に普及し、時計がより手軽に手に入るようになったことにより、時計は単なる時間計測の道具から、ファッションアイテムや日常生活の必需品へと位置づけが変わったのです。
クォーツ時計のメリット
クォーツ時計にはどのような特徴があるのでしょうか。
メリットについてご紹介します。
精度の高さ
クォーツ時計の最大の魅力は、その圧倒的な精度です。
クォーツクリスタルの振動を利用することで、毎秒一定の振動数を保ち続けられるため、機械式時計に比べて誤差が少ないという特徴を持ちます。
機械式時計と比較してもその精度は一段と高く、日常生活で、より時間管理を徹底することができます。
この精度の高さが、クォーツ時計を選ぶ理由の一つとなっています。
メンテナンスの手軽さ
クォーツ時計は、機械式時計に比べてメンテナンスが非常に簡単です。
クォーツ時計は電池を動力源としているため、定期的な電池交換を行うだけで、安定した動作を長く保つことができます。
複雑な機械式時計のような定期的なオーバーホールや調整が不要な点も、大きな魅力となっています。
デザインの多様性
クォーツ時計は、その内部機構が比較的コンパクトであるため、デザインの自由度が高いのも特徴です。
シンプルなデザインから豪華な装飾が施されたものまで、幅広いスタイルが揃っており、ファッションに敏感な人々にも愛されています。
また、薄型のモデルも多く、軽量で手首にフィットしやすい点も魅力の一つです。
コストパフォーマンス
クォーツ時計は、機械式時計に比べて製造コストが低いため、手頃な価格で入手することができます。
高い精度と信頼性を兼ね備えながら、価格も抑えられているため、初めて時計を購入する人や複数の時計をコレクションしたい人にも最適です。
また、前述の通りオーバーホールが不要なため、メンテナンスにかかる費用も抑えることができます。
コストパフォーマンスの高さから、クォーツ時計を選ぶ人も多いので、予算と照らし合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
最新技術を取り入れた豊富な機能
クォーツ時計は、その誕生以来、技術革新が続けられてきました。
ソーラー駆動方式やBluetooth接続機能など、最新の技術が次々と取り入れられ、より便利で高機能なモデルが登場しています。
近年注目を集めているスマートウォッチには、運動内容の計測機能や決済機能などを搭載したものも増えてきています。
これからも、変化していく未来のライフスタイルに沿った、新しい可能性を広げていくでしょう。
カリトケがおすすめするクォーツ時計をご紹介
カリトケで取り扱っているクォーツ時計をご紹介します。
気になるものがありましたら、ぜひレンタルでお試しください。
シンプルで落ち着きのあるデザインとシルバーカラーが魅力的なモデルです。
グランドセイコーでは珍しい5連式のブレスレットになっているため、キラキラと手元を明るく照らしてくれます。
綺麗に伸びた細い針や、上品なバーインデックスから高級感を感じられます。
ケースサイズは36mmと小ぶりなため、袖口の収まりがよく、スーツやジャケットとの相性が抜群です。
国内だけでなく、世界中から評価されているグランドセイコーのクォーツモデルは、一度試してみて損のない時計です。
現行品では手に入らない、シーマスター アクアテラの希少なクォーツモデルです。
クォーツモデルですが、軽すぎるということもなく、程よくステンレスの重量を感じられる着け心地になっています。
文字盤にはストライプ状にチークコンセプトの模様が施されており、光の角度や量によってダイヤルの表情が変わります。
黒っぽく見えますが、グレーの文字盤なので堅い印象になりすぎず、幅広いコーディネートに合わせられます。
デイリーユースに使える時計をお探しの方におすすめです。
1970年のレーシング映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが着用したことで人気を博したモナコシリーズのクォーツモデルです。
モナコシリーズのアイコンであるスクエアケースにはミラーポリッシュが施されており、直線的なケースが美しく輝きます。
スモールセコンドの秒針にはレッドカラーを採用しているため、カッチリしすぎず、程よいスポーティさを感じられます。
ケースサイズは37mmと小さめですが、スクエア型のため手首と接触する面積が大きく、存在感があります。
こちらはレザーベルトを合わせているため、ビジネスやドレスシーンにも対応できる、汎用性の高い仕上がりになっています。
2017年に世界で1000本限定で販売されたスカイレーサーです。
インナーケースにはブルー、文字盤にはホワイトとレッドを採用した鮮やかなカラーリングが、フランス空軍のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」のモチーフカラーを表現しています。
また、9時位置にはエンブレムが配されており、限定モデルならではのデザインになっています。
素材には独自開発の「ブライトライト」を使用しています。
この素材は軽量なだけでなく、傷や腐食、温度、磁力、衝撃などのあらゆる外的刺激に強く、タフな環境下でも腕時計を使用するために必要不可欠です。
アクティブなこれからのシーズンのお供に、活躍するミリタリーウォッチを、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
機械式時計とクォーツ時計、それぞれにしかない特徴があります。
カリトケでは、お客様のライフスタイルや使い方に合った腕時計をレンタルでお試しいただけます。
また、初めて利用するお客様に向けて、月額料金が2ヶ月50%OFFとなる割引ポイントをプレゼントしています。
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