セイコーウオッチ株式会社の協力※1により、新たにカリトケでキングセイコーの取り扱いをスタートしました。
今回は2022年に約60年ぶりに復刻された名機"キングセイコー"について解説いたします。
また、カリトケの特別企画として、キングセイコー8種類各モデルを月額レンタル料金の20%OFF(standardプラン ¥5,984円/月額)でご利用いただけますので、この機会にぜひレンタル※2してみてください。
※1セイコーウオッチ株式会社から情報及び画像等を提供いただきましたが、本記事の内容はあくまでカリトケ編集部の視点から感じた見解です。
※2キングセイコーの腕時計をより多くの方にご利用いただけるよう、1度のレンタルにつきレンタル開始日(発送完了日)から最長2ヶ月の利用とさせていただきますので、予めご了承ください。
30・40代にとってのキングセイコーの魅力とは
昨今、腕時計市場のトレンドは大きく変化しました。
投資対象としての価値が上がり、高額化。
素材にはゴールドやダイヤを採用したものが増え、一部入手困難なモデルも増えてきています。
しかし、実際に腕時計を愉しむ立場として、腕時計に求めることはもっと別のことのような気がすることもあります。
自分にとって必要な機能か?ライフスタイルに合っているものか?など、使い手としての本質を考えてみてはいかがでしょうか。
今回は、暮らしにこだわる30・40代にこそ手に取ってもらいたい『キングセイコー』の魅力についてご紹介します。
かつての名機が現代の30・40代のために復活

キングセイコーはグランドセイコーが誕生した1960年の翌年、1961年に誕生しました。
当時の最高峰の技術をすべて注ぎ込んで開発されたグランドセイコーに対して、キングセイコーはデザイン、機能、価格のバランスを考慮した高級腕時計として業界をけん引したブランドです。
1975年、クォーツ時計の台頭によってメカニカルを搭載したキングセイコーの製造は終了しましたが、2022年に約60年の時を経て復活しました。
復活を果たしたキングセイコーのベースモデルはKSKと呼ばれる1965年に発売された二代目モデル。
キングセイコーらしさが最も際立つモデルをベースに、時代の変化を取り入れた現代の時計として生まれ変わったのです。
昭和の名機が令和のライフスタイルと融合
約60年ぶりに復活を果たしたキングセイコー。
当時のレトロな60年代の雰囲気は、シンプルで自然に近いものを重視する令和のライフスタイルにもピッタリのデザインです。
今はスマートフォンやタブレットを使用するのが当たり前で、情報収集やコミュニケーションも多様化する時代になっています。
そんな多様化するライフスタイルに対応できるよう、文字盤カラーやベルトも多数のバリエーションが展開されているのが魅力です。
復刻したばかりだからこその希少性
復刻したキングセイコーが販売開始されたのは2022年2月です。
まだ1年と少ししか経っていないのでそこまで流通数も多くないでしょう。
昔のキングセイコーが販売された1960~70年に20代や30代だった方々は今70代や80代になっています。
そのため、腕時計に関心のある今の30代や40代の世代にとって、キングセイコーは新しい腕時計。
今なら人と被ることも少ないので、まだ他の人が知らない新しいプロダクトとして楽しむことができます。
高品質でありながら、手の届く価格

キングセイコーは『手の届く高級時計』。
技術的に究極を目指すことも可能ではあるものの、とことんこだわってしまうとそれだけ販売価格も上がってしまうのが腕時計です。
すべてにこだわった究極の時計は他のブランドに任せればいい。
手が届く価格で高品質を目指すことによって、本当に必要としている人に届けたいという意図を感じられます。
こだわるポイントを絞った設計

あえて究極を目指さず、こだわるべきポイントを押さえているため機能と価格のバランスがとれています。
文字盤の中で最もこだわっているのは12時方向のインデックスです。
かつてのキングセイコーの意匠を継承し、12時方向のバーのみ1つ1つ模様をカッティングしてこだわった格子模様になっています。
ここに光が当たるとキラッと光りますが、一部分だけというのがまたメリハリが効いているように感じます。
ムーブメントは実用性を重視した巻き上げ効率の良い6R35キャリバーを採用しています。
ムーブメントの精度は使用環境により影響を受けやすいですが、様々なライフスタイルに対応できる仕様になっています。

ブレスレットは1960年代のキングセイコーにオプションで採用されていた多列ブレスレットを新たにアップデート。
光が当たるとキラっと輝くこのブレスレットは、今回のために開発したこだわりのポイントになっています。
防水性能は10気圧防水で日常生活に必要な水準です。
高い防水性能を持つダイバーズウォッチを着けていても、実際に一般の方々がダイビングや潜水をする機会はそう多くありません。
あえて日常生活で必要な性能に留めて省略すべきところとこだわるべきところをしっかりと棲み分けた設計が、キングセイコーのコストパフォーマンスの高さの秘密です。
時代やトレンドに流されない唯一無二の腕時計

今の時代、特に若い10代や20代のデジタルネイティブ世代は自分らしさを表現する傾向があります。
その傾向からすると腕時計もパッと見でわかるほどの強いデザイン性や個性の光るものを求める方もいるかもしれません。
もちろんそれも素晴らしいことだと思いますが、年齢と共に趣向も変わっていくはずです。
デザインの効いた時計やゴツい時計はずっと使い続けられない
最近の時計業界のトレンドといえば、ラグジュアリースポーツウォッチ(以下ラグスポ)。
ラグスポウォッチはデカ厚ブームが収束し始めた2010年頃から台頭してきたジャンルで、スポーツウォッチらしい機能性やデザインに薄さと上品さを兼ね備えた時計のことを指します。
その種類は多種多様ですが、ベゼルの装飾が華美なものや派手なカラーのものは、長く使い続けるのが難しいこともあります。
腕時計は何本も買うことが難しい高価なものなので、購入するならその時計を長く使い続けたいと思うはずです。
一時的な流行やその時の気分で衝動的に着けたいと思う時計は、レンタルで欲求を満たすのも一つの手段かもしれません。
キングセイコーが目指したのはずっと使い続けられるモノ

ずっと使い続けられる時計とは、どのような時計でしょうか。
まず、飽きがこないデザインであることが重要だと思います。
キングセイコーの三針+デイト表示機能のみのシンプルな盤面は汎用性が抜群です。
日々の仕事、大事な1日、オフシーン、どんな場面でも対応できるシンプルでスタンダードなデザインだからこそ、毎日使うことができる。
キングセイコーは普段飾らない毎日をスマートに飾ってくれるような役割を果たしてくれるでしょう。

また、メンテナンスも重要です。
毎日使い続けると当然腕時計自体も消耗していきますが、キングセイコーのコンプリートサービスでは内部のオーバーホールから外装のポリッシュ仕上げまで対応しています。
ポリッシュ仕上げでケースやメタルバンドの表面にツヤ出しをすることで、使い続けた思い出はそのままに、時計自体は新品のように蘇る。
安心して購入することができる要素がそろっています。
文字盤のデザインを際立たせるケース

ケースの厚みは12.1mmと薄く、かなりスリムなデザインになっています。
表面硬化処理を施していないため、素材本来の美しさを味わうことができるのも魅力。
また、素材には20万円前後の価格では極めて珍しいボックスサファイアガラスを採用しています。
最高クラスの硬度の素材なので、傷がつきにくく購入時の美しさを長く保つことができます。
プロダクトにこだわる人にこそおすすめ
これまでご紹介してきたように、キングセイコーはロングライフデザインにこだわったプロダクトを求める30~40代にオススメです。
実際に使用した時計好きのクリエイターとKARITOKE編集部からの目線でご紹介しますので、自分のライフスタイルに取り入れてみてください。
暮らしに溶け込む
福島勇太(映像クリエイター)
アイボリーカラーのSDKS015、ブラックのSDKS005を選びました。
使いやすいサイズ感なのと軽いのが嬉しいですね。
そのカラーを選んだ理由は?

僕自身が色白で髪色も明るいので、見た目の軽さもある白系のナチュラルな雰囲気の色が自分に合うんですよね。
服の色もベージュやブラウン系が多いので、ベルトも同系色のものにしてみました。
今回のラインナップを見て、文字盤の色やベルトの種類でかなり印象が変わってくると思いました。
ステンレスベルトシルバー文字盤だと、ヘアライン仕上げなのもあってレトロで武骨な雰囲気だったりするので、合わせる服もまた変えたくなりますね。
キングセイコーの印象
自分と一緒に年を取っていけるような時計だと思いました。
20代前半だともっと主張が強いデザインのものを選んでいたかもしれないんですが、手に取るものもだいぶ落ち着いてくる年齢になってきたんですよね。
そうなってくると、そこから全然違う方向に好みが変わっていくことってもうあんまりなさそうな気がしていて。

インテリアもヴィンテージ感のあるインダストリアルなものが好きなんですが、この時計にもそういう要素がある。
家や家具だけじゃなくて、出かけるときの装いもリンクするので、出かけているときも家に置いているときも、自分の生活や暮らしに溶け込むような腕時計だなと感じました。
生活スタイルと身の回りのプロダクト

元々建築関係の仕事をしていたので、モノをいじるのが好きなんですよね。
自転車のサドルとかバーテープをカスタムしたり家の家具をDIYで作ったり、キャンプも好きだし、アクティブでアウトドアな生活をしています。
なので、そういう意味で時計もベルトをカスタムしたり、メンテナンスしながら使っていけるというところにすごく魅力を感じました。

あと、価格にびっくりしています。笑
機械式、このビジュアルにパワーリザーブ3日間もついて20万前後って、同じように一生モノとして使えそうなエクスプローラーとかと比べるとコストの魅力もかなりありますね。
無機質だからこそどんなスタイルにも合う
宮本恵輔(カリトケ編集部)
グリーンダイヤルのSDKS019、シルバーのSDKS001をチョイスしました。
2021年ごろからグリーンダイヤルの時計が出始めたんですが、サイズやデザインも加味すると結局他の色を選んでしまっていたので、今回は見た瞬間にビビっと来てこれだなと。笑
カラーダイヤルって難しくないですか?

選ぶ色によるかなと個人的には思っています。
サングラスもファッション要素として最近カラーレンズのものが流行っていると思うんですけど、レンズカラーを選ぶのとちょっと近いかもしれませんね。
青だとちょっと若すぎるかなとか。笑
明るめのメロン系のカラーだと日常使いしにくいかもしれませんが、この落ち着いた深みのあるグリーンのものが探していた感じの時計だなと。
1本目で時計を買うならシルバーか黒文字盤のものを選ぶと思いますけどね。
モノ選びの基準はなんですか?
基本的にはあんまり買わないようにしています。
ミニマリストというか、使わないものを所有しておきたくないので、服も家具も好きですけど、そのアイテムのシーズンに1-2か月着ないものがあれば処分するんですよね。

今家にあるもので気に入ってるのはcueroのBKFチェア。
ラウンジチェアって集めるもんでもないので、一脚びびっと来たものをドンと家に置いているだけ。
時計も同じで、コレクターの方でなければ何本も集めるものでもないかなと思ってます。
なので、デイリーユースで長く使えるお気に入りを1-2本、後は気分でKARITOKEでレンタルして使う感じですね。

そういう意味では、キングセイコーは僕的にはレンタルではなく"買い"の選択肢も検討できる1本。
クラシカルで落ち着いた時計って意外にありそうでないんですよね。
この無機質でシンプルなのに、着けると存在感がある感じこそ、時計に求めるものです。
キングセイコーに合わせる服は?

英国トラッド系のジャケットがドンピシャかなと。
ここ数年で一気に火がついたトレンドのBarbourと似たような雰囲気で、同じように流行った1980年代のヴィンテージ系のアイテム。
キングセイコーが放つ武骨さや力強さと袖口に収まるサイズ感がこのアイテムにピッタリなんですよね。

僕の着用しているのはダック系の堅い生地のものなんですが、着てるうちにクタクタになってくるので、それと一緒に時計も更に自分に馴染んでくるのを想像するとテンションが上がります。
時計自体がクラシカルなので、今っぽい機能的な素材のものよりも少しレトロなものが合いそう。
BARACUTAのG9とかも合いそうですね。

もちろんデイリーユースでビジネスシーンにも使えるデザインなのでスーツにもピッタリ。
このケースサイズがまた絶妙なんですよね。
小型であればあるほど上品なドレスっぽい時計になるんですが、この37mmは存在感と上品さの良いとこどりみたいな。
シルバーや黒文字盤なら引き締めてくれますし、カラーダイヤルでもオフィスカジュアルくらいの敷居ならお洒落アイテムとして使えますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回入荷したキングセイコーの時計は8種類です。
ステンレスベルトに加えて、純正レザーベルトにカスタムしたモデルもあります。
月額料金20%OFFでご利用できますので、気になる新作を試したい方はぜひレンタルしてみてください。