ユニセックスの腕時計が持つ魅力とおすすめブランド

各腕時計のサイズは？

男性向けの腕時計は「メンズ」、女性向けの腕時計は「レディース」と呼ばれ、その中間のユニセックス仕様は「ボーイズ」または「ミッドサイズ」と呼ばれています。メンズより少し小さいからボーイズ、と解釈すれば覚えやすいでしょう。

これらは文字盤やムーヴメントを納めたケースのサイズが違います。ケースにはラウンド型のほかにスクエア型もあるため、サイズは直径でなく高さと横幅で表記されます。基本的に高さは12時と6時を結んだ線上、横幅は3時と9時を結んだ線上で測ります。

ケースの大きさはレディースが30㎜前後、ボーイズ（ミッド）サイズが35㎜前後、メンズは40㎜前後が目安です。たった数mm程度の違いですが、実際につけてみると思っている以上に大きく印象が変わるでしょう。

手首の幅に対してケースの占める割合が大き過ぎると、腕時計ばかりが強調され浮いてしまいます。そうならないように購入前はシミュレーションするのがおすすめです。あらかじめケースのサイズに合わせて紙を切り、手首に乗せると実感しやすいでしょう。

併せて手首周りのサイズも測っておくと便利です。店頭で購入するときは調節してくれますが、通販で購入するときの目安になります。手首には「尺骨茎状突起」という出っ張りがあり、その少し内側にメジャーを回します。メジャーが無ければ紙を細く切り、手首に回して目印をつけましょう。ただしジャストサイズでは肌に密着し過ぎてきつく、蒸れやすくもなります。指1本分か1㎝ほどの余裕を持たせるのが正解です。

ボーイズサイズの腕時計は誰かにプレゼントしたり、不特定多数にノベルティグッズとして配布したりするときに便利です。大き過ぎず小さ過ぎないので誰でも合わせやすく邪魔にならないでしょう。さらにユニセックス仕様であればデザインもシンプルで控えめですから、TPOを問わずつけられます。

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カジュアル目がお好みの方におすすめのユニセックス時計

ユニセックスの腕時計でカジュアル寄りであれば、男性も女性もプライベートで違和感なく兼用できるので人気があります。そんなおすすめのブランドを紹介しましょう。

・グッチ

イタリアのファッションブランドで、腕時計以外にもバッグや靴などの皮革製品が人気です。グッチのレディースといえばアクセサリーのような細いケースとベルトが主流ですが、ボーイズサイズになると無駄のないシンプルなデザインが多くなります。その中でもスクエア型の「Gウォッチ」はカジュアルな遊び心があります。価格は3万円前後です。

・ガガミラノ

創業してから10数年の新興ブランドで個性あふれる文字盤が印象的です。シリーズでは「マヌアーレ」や「ナポレオーネ」にボーイズサイズがあります。メンズよりも遊び心が抑えられており、レディースよりもシャープなデザインで程よくカジュアルです。ただしケースが40㎜と大振りなので、購入するときはサイズに注意しましょう。むしろレディースの大きさ（35㎜）でちょうどいいかもしれません。価格帯は6～10万円台が中心です。

・シャネル

フランスの有名なファッションブランドです。全体的に小振りな腕時計が多く、その中でも「J12」がシンプルで男女問わずつけられます。メンズで38㎜、ボーイズで33㎜です。高価になるとクロノグラフが付いたり装飾過多になったりするので、カジュアルにつけるなら20～50万円台のモデルがおすすめです。

・ティファニー

ジュエリーでお馴染みのブランドで、腕時計も展開しています。その中ではラウンド型の「アトラス」がカジュアルです。メタリックなデザインは男女ともに好まれるでしょう。42㎜のメンズ、29㎜のレディースの間に37.5㎜と31㎜があります。前者は20～40万円台、後者は50～60万円台です。

・ダニエル・ウェリントン

スウェーデン生まれで、2011年に立ち上げられたばかりの腕時計ブランドです。文字盤のデザインは極めてシンプルですが、ベルトが個性的でカジュアルです。金属、革のほかにナイロン製のファブリックを使っており、ストライプのデザインに目を引かれるでしょう。メンズの40㎜とボーイズの36㎜があります。いずれも価格は2万円台と手頃です。

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かっちり目がお好みの方におすすめのユニセックス時計

同じユニセックスの時計でも、仕事に使えるよう男性・女性ともにかっちり目のデザインを好む人がいます。その中でもおすすめのブランドを紹介しましょう。

・セイコー

日本の老舗時計ブランドです。多種多様なシリーズを展開しており、いずれも10万円以下と手が届きやすい値段です。デザインはシンプルで普遍性があり、従来の機械式、電池式のほかにソーラーで駆動するモデルも充実しています。同じメンズでもセイコー・セレクションやルキア、ドルチェ＆エクセリーヌはケースの横幅が40㎜未満と小振りで男女兼用もできるでしょう。

・グランド・セイコー

「SEIKO」の高級ブランドという位置づけです。あくまでも腕時計の実用性にこだわっており、高級ブランド特有の扱いづらさは少なく使い勝手は抜群です。さらに動力は機械式でありながらクォーツ並みの正確さを誇る「スプリングドライブ」を搭載しています。メンズの約42㎜（横幅）に対して39㎜のモデルもあり、価格は30～40万円台です。

・オメガ

ロレックスと並んでスイスを代表する老舗ブランドです。多機能でも宝石をあしらったデザインでも決して派手になり過ぎない品の良さがあります。レディースはケースの横幅が34㎜や38㎜なので男性がつけても違和感は少ないでしょう。シリーズによって変わりますが10～60万円台くらいで購入できます。「シーマスター」や「デ・ビル」がメンズより手頃なのはお得感があります。

・グッチ

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まとめ

ユニセックスの腕時計は男女とも違和感なくつけられるサイズとシンプルなデザインが魅力です。メンズやレディースの枠で似合う腕時計が見つからないときはユニセックスのモデルを探してみましょう。多くのブランドでボーイズまたはミッドサイズの名前で展開しています。