腕時計がサビる原因とはなにか?
サビとは、金属が水や酸素に触れることによって化学反応を起こし、腐食したものを指します。しかし、「腕時計を水につけたわけでもないのに、腕時計がサビた!」と慌てた経験をした人もいるかもしれませんね。実は、腕時計をざぶざぶ水につけていなかったとしても、何もメンテナンスしていなければ、腕時計はサビてしまうのです。
腕時計にサビができてしまう大きな原因は、「汚れ」「水分」「汗」を放置してしまうこと。目にはなかなか見えませんが、汚れや水分、汗といったサビの原因は、メンテナンスしていなければ毎日蓄積していってしまいます。
バンド部分がサビてしまうと、汗をかいたときにサビがしみだして手首や袖口を汚してしまいますし、肌がかぶれる原因にもなります。また、ボタンやリューズ部分にサビができてしまうと、これらを動かせなくなってしまいます。さらに、時計本体と裏ブタとの間にサビができてしまうこともあるので、注意が必要です。
ステンレスでできた時計も油断は大敵。ステンレスは、鉄やクロム、ニッケルなどで作られた非常にさびにくい合金ですが、酸化被膜という金属本体を守る膜は、汚れや汗などで壊れてしまうおそれがあります。酸化被膜が壊れると、ステンレス中の鉄などが酸化しやすくなってしまうため、サビができてしまうというわけです。
ステンレス製にしても、それ以外の金属製にしても、汚れや水分、汗を放置しておくことは、サビの発生につながります。そのため、これらをできる限り取り除くケアをすることが重要になってくるというわけです。
腕時計はサビないように日々のお手入れが大事!
腕時計をサビないようにするためには、毎日のケアが大切です。しかし、手順が多く面倒なケアでは毎日続けることができませんね。そこで、毎日できる簡単なメンテナンス方法をご紹介します。簡単とはいえ、毎日続けていればほぼ確実にサビを防ぐことができますよ!
まず、汚れは乾いた歯ブラシなどでしっかり落としましょう。ケースとベゼルの間、ケースと裏ブタの間、ブレスレットの隙間など、汚れがたまりそうな溝を中心にブラシで汚れをかき出します。汚れがこびりついている場合は、歯ブラシに水やライターオイルを軽くなじませてから磨くと汚れがとりやすくなります。汚れをとったあとは、乾いた布で汚れと水分をふきとりましょう。
また、腕時計を身につけていると、いつのまにか細かいキズがついてしまうことも多いでしょう。この小さなキズにも汚れや水分はたまっていくので要注意です。市販の超微粒子研磨剤や金属磨き用のクロスを使い、細かいキズを消しておきましょう。仕上げに乾いた柔らかい布で腕時計をふけばOKです。
忙しすぎて、ご紹介したメンテナンスを毎日することは難しいという人は、腕時計を外したあとに乾いた柔らかい布で腕時計をふくだけでも毎日続けてみましょう。それだけでも、腕時計にサビが生じる確率は変わってきます。
腕時計がサビてしまって自分で落とせない場合には
腕時計にサビが発生してしまっても、小さなサビであれば汚れをとる要領で、自分でとり除くこともできます。しかし、自分でサビに対応できない場合はどのようにすればよいのでしょうか。
腕時計のサビをどうしても自分で落とすことができない場合や、自分でサビの処理をするのが不安な場合は、腕時計を修理に出しましょう。腕時計を修理できる店はたくさんありますが、なかには状態をさらに悪化させてしまう店もあります。腕時計の修理を任せる店を、きちんと選ぶ必要があります。
腕時計の修理を任せる店を選ぶときには、どのような店を選ぶと安心して任せることができるのでしょうか。基準はさまざまあると思いますが、基本的な選び方をご紹介します。
まず、修理に保証期間を設けている修理店を選びましょう。修理した後にすぐサビができたり、修理によって故障してしまったりといったトラブルがあっても、修理の保証期間内であれば、もう一度修理をしてもらえる可能性があります。
また、修理店のサイトや店頭などに、修理事項や料金などといった重要なことが明示されているという点も重要です。修理事項や料金は店によってさまざまですし、腕時計のメーカーやモデルによって異なってくるでしょう。しかし、見積もりの基準となる明確な料金表があれば、法外な料金をとられることはありませんし、見積額に疑問があれば料金表を参考にして質問することもできるでしょう。
いまではネットのみで修理のやりとりをおこなう業者も少なくありませんが、特に腕時計に関しては、実店舗をもっている店のほうがおすすめです。満足いく修理をしてもらうために、店側に相談したいこともあるでしょう。また、修理に関する詳しい説明も、顔を合わせて受けたほうが安心できますね。大切な腕時計を託す店ですので、実店舗があり信用できる店にしたほうがリスクは少ないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?腕時計のサビは、腕時計自身の寿命を縮める一因となりかねない問題です。しかし、サビの発生を抑えることも十分可能です。サビができる原因をしっかりおさえ、毎日きちんとお手入れを続けていれば、腕時計にサビができる確率は格段に下がるのです。それでもサビができてしまった場合には、修理に出してサビをとってもらいましょう。大切な腕時計を託す店ですので、修理に出す店は十分吟味してくださいね。
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