知らないと損をするかも!?腕時計のマナー|KARITOKE MAGAZINE

何気なく身につけている腕時計にはTPOに応じたマナーがあります。どんなにお気に入りの腕時計でも、場をわきまえないと非常識に思われて周囲からの評価が下がってしまうかもしれません。特に気をつけたいビジネスとフォーマルでのマナーを紹介します。

この記事は約5分で読み終わります。

ビジネスシーンにおける腕時計のマナー

社会人になると腕時計は必須です。むしろ身につけないことがマナー違反です。携帯電話やスマートフォンでも時間は確認できますが、打ち合わせや商談など誰かと向かい合っているときに画面を見るのは失礼にあたります。

腕時計の良さというのはスマートに時間を確認できるところです。打ち合わせや商談なら書類に目を落とすタイミングで腕時計も見られます。つまり相手に時間を確認しているとは気づかれません。

これが携帯電話やスマートフォンになると分かりやすく視線が移動し、相手に気づかれてしまいます。しかも、携帯電話やスマートフォンで確認できるのは時間だけではありません。電話の着信やメール、SNSの通知まで画面に表示されます。真面目に話を聞いてないと思われても仕方ないでしょう。

たとえ、真面目に話を聞いていたとしても相手には良い印象を与えません。ビジネスでは印象が大事で、仕事の結果を左右する場合もあります。携帯電話やスマートフォンは鞄やポケットに仕舞い、時間は腕時計で確認するようにしましょう。

ビジネスで身につける腕時計は、時間の見やすさに特化したものがおすすめです。もちろんデジタルではなくアナログです。長針と短針、秒針にカレンダーくらいのシンプルなものがいいでしょう。逆にアウトドアやスポーツでの使用を前提としていたり、クロノグラフで文字盤がゴチャゴチャしていたり、装飾過多だったりする腕時計は避けるべきです。

また常に正確でなければいけません。ビジネスマンが遅刻するのはご法度だからです。最近では電波で自動的に時間を合わせてくれる腕時計が増えています。さらにソーラー発電で動くタイプにすれば、機械式のようにネジを巻いたりクォーツ式のように電池切れを気にしたりする必要がなく安心です。

新人は腕時計の価格にも気を遣わなければいけません。特に上司より高価な腕時計はNGです。ビジネスでは相手が身につけているものをさりげなくチェックして、その人となりを見るところがあります。もし不相応に高価な腕時計を身につけていたら、良い印象は与えないでしょう。

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女性のビジネスシーンにおける腕時計のマナー

女性も男性と同様、ビジネスで身につける腕時計はシンプルなデザインを心がけます。デジタルではなくアナログであり、アウトドアやスポーツで使用するようなものは避けるのがマナーです。男性と違って女性用の腕時計はアクセサリーを兼ねてブレスレットのように使えるモデルがあります。エレガントな要素も求められるので、ある程度のファッション性は必要です。

さりげなくジュエリーが施されているなら問題ありませんが、ケースやベルトがゴールドになっているものは派手過ぎます。ステンレスやシルバーあたりが無難です。ベルトは革でもいいでしょう。ただし控えめな色にします。また女性は身につけている腕時計が職場で浮かないようにするのも大事です。新たに購入するのであれば、他の女性社員の傾向をチェックしてからにしましょう。

そんな女性のビジネスにおすすめしたいのは、男性と同じく国産の腕時計です。セイコーならルキアやエクセリーヌ、シチズンならエクシードがあります。いずれもシンプルでありながらエレガントさも兼ね備えているシリーズです。

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冠婚葬祭での腕時計のマナー

冠婚葬祭のようにフォーマルな場ではその人の常識を問われます。目につきやすい腕時計の選択には注意を払いたいものです。けれども正式なフォーマルではむしろ腕時計を外すのがマナーです。むしろ身につけていると失礼にあたります。

なぜなら腕時計があると時間を気にしやすくなり、文字盤を見ているところが主催者側に「早く帰りたいのではないか」と思わせてしまうからです。めでたい席であっても不幸な席であっても気分を害してしまうでしょう。腕時計を外すことで時間を気にしていないという意思表示になるのです。

本来であれば時間を確認するときは懐中時計を使うのがマナーですが、シンプルで目立たない腕時計であれば身につけるのを許されます。文字盤は白かシルバー、長針と秒針だけでケースは円い薄型、ベルトは黒革です。

さすがに針が2つだけでは選択肢が限られてしまうので、最近では秒針を加えた3針でも大目に見られています。インデックスはバータイプかローマ数字がいいでしょう。ケースはステンレスやシルバーでゴールドはNGです。特に結婚式では新郎新婦より目立ってはいけません。革の色は礼服の色に合わせてもいいでしょう。葬儀の場で革が忌み嫌われる(殺生を思わせる)場合はケースと同じくステンレスやシルバーのベルトにします。

フォーマルに合わせるならパテックフィリップのカラトラバやハミルトンのジャズマスター、バシュロン・コンスタンタンのパトリモニーあたりがおすすめです。スウェーデンの時計ブランド「スカーゲン」はメンズ、レディースともに2針のシンプルなモデルが充実しています。価格も1~2万円台とお手頃なのが嬉しいところです。

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まとめ

ビジネスではシンプルで派手過ぎないアナログの腕時計を身につけるのがマナーです。特に新社会人は高価になり過ぎないように気をつけましょう。

女性ならエレガントさも必要です。フォーマルでは身につけないのが原則ですが、やはりシンプルなのが一番です。腕時計好きならシーンに合わせて数本揃えておきましょう。

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