シンプルで魅力的なロレックス エアキングの相場

高級腕時計「ロレックス」のモデルの一つ「エアキング」についてご紹介します。「エアキング」は「ロレックス」の中では、比較的安価な入門モデルです。シンプルな作りの「エアキング」はコスパも実現してくれます。また、1946年に登場した「エアキング」は、実は現行モデルの中で最も歴史のあるモデルともいえる存在です。

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ロレックス エアキングについて

「エアキング」が登場したのは1946年で、「エアキング」はノンクロノメーターのオイスター・パーペチュアルのモデルとして発売されました。堅牢なオイスターケースと自動巻き機構であるパーペチュアルは採用されていましたが、時計の精度においてはクロノメーターとしての位置づけではありませんでした。

「ロレックス」は1926年にオイスターケース、1931年にパーペチュアル機構を発明し、1950年代には数多くのノンクロノメーターのオイスター・パーペチュアルのモデルも登場しました。そして、「エアキング」だけが現在まで残されました。

「ロレックス」のペットネームである「エアキング」は、1930年代の飛行史へのオマージュ、航空の世界と「ロレックス」が築いた特別な絆から生まれたペットネームです。文字盤に刻まれた「Air-King」というロゴには、空を制するといった意味合いがあります。

初代エアキングのRef.5500は、1946年から1990年までの約44年間生産されました。「ロレックス」の歴史の中でも屈指のロングセラーモデルです。その後、何度かモデルチェンジをし、常に安定した評価を得てきました。

ロレックス エアキングの新作

スイスのバーゼルで、国際時計見本市が毎年開催されております。2016年に開催されたバーゼルワールド2016では、エアキングの新作が発表されました。それが、初代ロレックス オイスターの伝統を受け継ぐ「オイスター パーペチュアル エアキング」です。初代ロレックス オイスターは、1926年に世界初の防水腕時計として誕生した堅牢な腕時計でした。完全に密閉されムーブメントを完璧に保護するオイスターケースは、防水性の象徴でした。

そして「エアキング」には、かつてのパイロットウォッチと同様に磁場の影響から時計を守る磁気シールドも搭載されています。この新型エアキングRef.116900は、伝統を受け継ぎながらも、これまでのモデルと比較するとデザインも性能も変化しています。新型エアキングRef.116900のデザインは、ブラッドハウンドSSCのクロノグラフが元デザインになっております。

ブラッドハウンドSSCは、航空ジェットエンジンを搭載した超音速カーのことで、地上最速記録樹立を目指して製作されました。そのブラッドハウンドSSCのために「ロレックス」が特注のコックピット機器、スピードメーターとクロノグラフを開発製造しました。ブラックの文字盤、黄色のクラウンマーク、緑色の「ROLEX」のロゴなどが共通のデザインとなっております。

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ロレックス エアキング の人気モデルと新品相場

数あるペットネームの一つである「エアキング」は、時代の流れの中で残り続けているモデルです。「エアキング」は「ロレックス」の三大発明である「オイスターケース」「パーペチュアル」「デイトジャスト」の内の2つの機能を備え、シンプルなデザインにより比較的リーズナブルに手にすることができるモデルとして登場しました。

そして何度かモデルチェンジされる度に、仕様が変更され腕時計としての精度や信頼性が増し、高級感も備わってきました。そして、2007年発売のRef.114200でクロノメーター化され、日常で使用する腕時計として、「ロレックス」の魅力を十分に感じることができるモデルとなりました。

ただし、2014年のマイナーチェンジで、文字盤の「Air-King」のロゴが消え、一旦「オイスター パーペチュアル」に統合されましたが、Ref.116900「オイスター パーペチュアル エアキング」として復活し、注目されている所です。

価格.comの腕時計ランキングでは18位となっており、価格帯は645,000円(税込)~690,000円(税込)のようです。また、宝石広場での新品の価格は650,000円(税込)のようです。なお、このRef.116900の国内定価は637,200円(税込)です。それから、Ref.114200も価格.comで420,000円(税込)で販売されているようです。(2017年8月現在)

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アンティークのエアキングの魅力と価格は?

腕時計の世界でアンティークとして取引されるのは、一般的には1940年代後半から1960年代のものになるようです。「エアキング」は1946年に登場して以来、何度かモデルチェンジをしながら、現在に至る歴史のあるモデルです。初代のRef.5500は1990年まで、44年間生産が続いたロングセラーモデルでしたので、現在、アンティークや中古として手に入れることも可能なモデルです。また、1960年から1970年代に生産されたRef.5700は、デイト付きのエアキングとして発売されました。この「エアキングデイト」は生産量が少なかっため希少価値があります。

それから、アンティークを購入するうえで、注意しなければならないのが、腕時計の状態です。外観だけでなく、内部に関しても、オーバーホールを実施しているか、保証はあるのか、などで検討する必要があります。また、アンティークでは、風防をはじめ、文字盤、ブレスレットなどが交換されていることがあります。交換部品が純正品なのか代用品なのかも確認した方が良いでしょう。

Ref.5700は、現在もネット市場で取引されており、1962年製のRef.5700で388,000円(税込)、1968年製のコンビ仕様のRef.5701で588,000円(税込)など、ネット販売されているのを確認することができます。1974年製のRef.5500も368,000円(税込)でネット販売されておりましたが、バックルに傷があるようです。(2017年8月現在)

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ロレックス エアキング 中古品の相場

「エアキング」の初代Ref.5500は、1946年から1990年までの44年間生産されていた為、中古品でしたら比較的流通しているモデルです。ネット市場では、1980年代製が多く、1960年代や1970年代の商品も取引されているようです。ネットで確認した範囲では、価格帯は328,000円(税込)~528,000円(税込)くらいのようでした。希少価値の高いRef.5700も328,000円(税込)~528,000円(税込)くらいの価格帯で取引されているようです。仕様の違いとコンディションにより価格差が生じています。

新型Ref.116900の中古品も価格.comで販売されておりますが、価格帯は625,000円(税込)~628,000円くらいのようです。宝石広場で中古のRef.114234が販売されておりましたが、こちらの価格は468,000円(税込)のようです。Ref.114234は参考定価が540,000円の製品です。この商品は2009年製で、ベゼルにホワイトゴールドを使用したモデルです。(2017年8月現在)

まとめ

「エアキング」は、新型Ref.11690がバーゼルワールド2016で発表されてから注目度が増しているペットネームです。「ロレックス」の魅力をシンプルに詰め込んだモデルで、比較的リーズナブルであることが人気の理由です。最近ですと、コスパ重視の方や初めての「ロレックス」を選ぶ方の中で、新型「エアキング」を購入する方が増えているようです。

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