ZENITH クロノマスター エルプリメロ ユーザーレビューの一覧

以前エルプリメロの青文字盤38mmを借りて良かったので、42mmの本作を試してみました。
文字盤、インデックス、針に高級感があります。オープンハートで星型の歯車と回るのをずっとみていられます。
またパワーリザーブインジケーターがあるのも、複数本使い分ける人にはいい機能だと思いました。

文字盤が綺麗すぎてずっと見てしまいます。
心臓部が見えるので時計好きにはたまりません！

この時計は一言で表すならスマート。大きさ、デザイン、色合い、どれも主張しすぎない、でもしっかりと個性が光るバランスの取れた時計だと思います。

エルプリメロの36,000回転を見ているだけで心癒されます。
パワーリザーブ表示がとても便利でした。

まずトーンをおさえつつもラグジュアリー感たっぷりなKARITOKEの化粧箱を開けて本機を見た第一印象は『キラッキラやん！』でした。磨き込まれたアプライドバーインデックスとミニッツマーカーが、ダイヤルのなかで美しく光を反射しています。そして9時から11時にかけて深く掘られたオープンハートからは、心臓の鼓動のようにテンプとガンギ車が脈打っています。ケースの仕上げも美麗で、ケースバックからも美しく仕上げられたムーブメントが鑑賞できます。そしてなんと言ってもクロノグラフを動かすと、一秒を10ステップで刻む美しい運針が堪能できます。欲を言えば秒針があればクロノを動かさずとも10振動のハイビートを楽しめるわけですが、逆にずっと見とれてしまって仕事にならないので(笑)、この方がいいですね。このモデルではありませんが、エルプリメロで唯一気を付けないといけないのは、禁止時間帯の時刻合わせです。普通の機械式は1段引き→日付の早送り、2段引き→時・分針の操作な訳ですが、エルプリメロは日付と時刻調整位置が逆になっています。ですから普通の機械式に慣れた人が仕事から遅くに帰ってきて、明日のために止まってたエルプリメロの時刻を合わせようと2段引きしてグルッと回すと日付けダイヤルを『ガリッ』とやっちゃうわけです。ノンデイトの本機では関係ありませんがここだけはリザーブメーターを満タンにする際も含めて気を遣ったところでした。

全体的には色調は言うほど青くなく、ダイヤルも社外ベルトも非常に控えめなダークブルーですので、トータルで見てもオンオフ問わず余裕で両方をこなすデザイン性と上品さを兼ね備えています。職場でも複数の女性スタッフから『青い時計、かっこいいですね』とほめられました。普段のロレックスやオメガではさっぱりですのに、なんでやねん、やはりこれがエルプリメロの魅力なのかとゼニスの時計作りの実力を見直しました(笑)。

そんなこんなで、いま所有している自分の腕時計ラインナップにはないハイビートの名機を手軽に味わうことができ、KARITOKEさまからお借りしてエルプリメロを腕に乗せている間、ある意味人生が豊かになりました。ありがとうございました。