腕時計を収納すべき理由とは?収納アイディアやおすすめ収納ケースについてもご紹介

自慢の腕時計は、おしゃれ目的で身に着けるだけでなく、家に帰ったあともスタイリッシュに収納しておきたいもの。中には複数ある腕時計をコレクションとして並べ、家で眺めるのを楽しみのひとつとしている方もいるでしょう。 大切な腕時計だからこそ、ふとした拍子に落下したり、物が当たって傷がついてしまうことは避けたいはずです。今回は腕時計の家での保管方法・楽しみ方をご紹介します。

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なぜ腕時計を収納すべきなのかと、劣化する保管方法

皆さんは、腕時計をきちんと収納して保管していますか?

帰宅すると、上から外してサイドテーブルやその辺に置くだけ…なんて方も多いのではないでしょうか。腕時計は購入時の値段も高いものが多いので、長く大事に使いたいですよね。

腕時計はいくつもの細かいパーツが組み合わさって動作する精密機器なので、長く大事に使うためには、日々きちんと保管し、時には手入れをすることで、普段気づかないかもしれませんが、突発的な故障や消耗を防いでくれます。

では、どのような保管方法の場合、劣化してしまうのでしょうか。

外した腕時計をそのまま保管する

腕時計を外した後、その腕時計をそのまま保管してしまっていませんか?普段、1日着用した衣服は沢山汚れがついてしまうため、洗濯して次の衣服に着替えて生活しますよね。腕時計も、1日着用することにより目に見えない皮脂や汚れがたくさん付着しているので、放っておくと錆びの原因に繋がります。そのため、腕時計も外した後は除菌シートや柔らかい布で水分や汚れをさっと拭き上げるようにしましょう。ステンレスベルトであれば、定期的に工具で取り外しを行い、音波洗浄機にかけるか、街の時計屋さんでメンテナンスを施してもらうようにすると更に清潔に保つことができます。面倒に感じるかもしれませんが、毎日の些細なメンテナンスが、腕時計の美しい状態を保つ1番の秘訣です。

風通しの悪い場所での保管

腕時計は金属のパーツが数多く使われていて、直射日光が当たる場所や高温の場所に放置してしまうと、金属が熱を持ってしまいます。その他にも文字盤塗料や機械油の劣化、​パッキンの変形等のトラブルを招く危険性があるので保管場所には注意しましょう。なるべく、高温多湿になる場所を避け、常温で風通しの良い場所に保管することがポイントです。

樟脳(しょうのう)や乾燥剤を使用した保管

腕時計の金属製パーツは、携帯電話、パソコン、スピーカーなど電子機器に長時間近づけてしまうと、磁気の影響を大きく受けてしまう可能性があります。磁気の影響を受けてしまうと、通常時の日差が-10~30秒程度の状態に対して、日差-100~+100等の状態になってしまうこともあります。そうすると、修理屋さんなどで磁気抜きをしてもらわなければならず、費用もかかってしまうので、電子機器の近くにはなるべく保管しないように注意が必要です。セイコー等の各メーカーは、携帯電話や10cm程度離れた場所に保管することを推奨しているので、参考にしましょう。ちなみに、クォーツ(電池)式時計の近くに置いてしまうことでも磁気を帯びてしまう可能性があるため、別々に保管することを心がけましょう。

おすすめの収納アイディア4選

もともと、腕時計は保管の際にそこまで場所をとるほど大きな物ではありませんが、ファッションアイテムとして、どうせならお洒落に保管したい物。出かける前に着用しようと思ったとき、お洒落にきれいな状態の腕時計が並んでいるのを見ると、思わずテンションが上がります。そんな腕時計の収納アイディアについてご紹介します。

吊るして保管する収納

ラバーベルトや革ベルトで、比較的軽めなクォーツ式の腕時計を沢山お持ちの方は、クローゼットにアクセサリー等を保管するスペースを設けて、ベルトの金具部分をフックで吊るして収納するのがオススメです。上部なフックで固定することにより落下の心配もなく、カラフルなベルトのバリエーションの腕時計がクローゼットに並ぶことにより、お洒落に収納することができます。

腕時計の管理は収納ケースがおすすめ

腕時計は基本的に収納ケースに入れておくのがおすすめです。腕時計に限らず多用途に使える収納ケースを利用しても構いませんが、腕時計専用のケースも多数販売されています。それらを利用するとよりおしゃれに腕時計の保管ができます。いくつか収納例をみてみましょう。

・魅せる収納で時計を楽しむ

コレクションの腕時計を眺めて楽しみたい、魅せる収納で保管したい場合は蓋がクリアなケースを選ぶのがおすすめ。木でできたものからアルミでできたものまで、さまざまな素材の収納ケースが選べます。収納本数も1本のものもあれば10本以上収納できるものもあります。本数に関係なく、自分の大切な時計をきれいに整頓しつつ飾ってみてはいかがでしょうか。

・自動巻き腕時計なら専用ケース

そもそも自動巻き腕時計は、腕を動かすことで中のローターが動き、ゼンマイが巻き上げられることにより時計の針が動きます。そして身に着けず30時間以上置いておくと自然と止まってしまう仕組みです。ただ長期間放置していると、オイルが固まったりサビの原因になるなどトラブルにつながる可能性もあります。

そのため毎日身に着けない自動巻き腕時計は、定期的に自動で巻き上げてくれる専用の時計ケースに収納するのがおすすめ。この自動巻き腕時計専用ケースは「ワインディングマシーン」とも呼ばれています。

自動巻き腕時計専用のワインディングマシーンも、その他のケースと同様にリーズナブルなものから高級品まで、素材や収納可能本数によって価格はさまざまです。自動巻き腕時計の保管方法を決める際は、時計内部が劣化しないよう自分の着用頻度を考えながら判断するとよいでしょう。

机の引き出しに収納スペースを作る

自分の部屋等に引き出し付きの机を持っている方は、引き出しの中に腕時計だけを収納するスペースを作っても良さそうです。引き出しを開けると綺麗に並んだ腕時計。普段見えていない場所に保管しているからこそ、子供の頃に自分だけの秘密基地を作ったみたいで、着用する前に引き出しを覗くとわくわく感を楽しめるのでオススメです。

ワインディングマシン(自動巻き上げ装置)に入れて収納する。

自動巻き式の腕時計を使用している方はワインディングマシンに収納するのもオススメです。自動巻き式の腕時計は着用時の腕の動作で起こる振動によりゼンマイが巻き上げられ動作するといった駆動方式の物になりますが、しばらく着用しないと時計が止まってしまうので、使用前に時刻を合わせ、ゼンマイを巻き上げてから使用しなければなりません。ワインディングマシンに収納すると、マシンの中で腕時計を振動させることにより、常時動作し続けるように保持することが可能です。1つで複数本を収納できるワインディングマシン等も販売されているので、自動巻き式の腕時計をたくさんお持ちの方は、ワインディングマシンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

腕時計収納ケースを自作する

高級素材を使った収納ケースや専用ケース以外にも、リーズナブルな価格の時計収納ケースは多く販売されています。自動巻き腕時計でなければ、台座にのせるだけのディスプレイタイプのものや、100均の箱も収納ケースとして利用できます。

アクリルケースや幅が狭い引き出しでも、小さなクッションにバックルやベルトを通せばきれいに収納することが可能です。特別高価な腕時計でなければ、100均のアクリルの引き出しや重ねられるボックスでも問題ないでしょう。

他にも、おしゃれなお酒のボトルや瓶に通したり、アンティークなタオル掛けなど、引っ掛けることができれば自作の腕時計収納ケースとして活用できます。

最近はDIYも流行しており、100均だけでなく手芸店やホームセンターなどで簡単に工具も材料も手に入ります。木材とグルーを用意すれば簡単にオリジナル腕時計収納ケースも作れます。ネックレスやピアスなどと一緒にしまっておける収納ケースやラックを作れば、よりおしゃれに魅せる収納ができるでしょう。自分好みにアレンジしながら保管したい方には、腕時計自作収納ケースはおすすめです。

ただケースを自作するのであれば、蓋が閉まらないケースとアクリルケースの場合は要注意。まず、蓋のない(閉まらない)置くだけタイプの収納ケースは埃が溜まりやすく、こまめに掃除が必要だということです。クッションとなるものがないため、側面との接触によって傷がつく可能性もあります。

また、アクリルケースに革ベルトの時計を収納する場合、置いておく場所に注意が必要です。革は熱に弱く、直射日光に当たる場所に置いておくと変色などの原因になります。また、自作ケースに関わらず時計は磁気に弱いので、携帯電話やテレビ、パソコンの近くに置くのも控えましょう。

持ち運びができる腕時計の収納ケース

腕時計を身に着けずに持っていく場合や旅行先などでの保管には、1,2本の時計が入る、持ち運びができる収納ケースがおすすめです。

・持ち運び用腕時計収納ケースの選び方

バッグでお馴染みのブランド、ポーターからも数本腕時計の入る収納ケースが販売されています。3本以上持ち運ぶ場合は、トランク型の腕時計収納ケースがおすすめです。一つひとつの腕時計が飛び出さないよう固定できるなど、持ち運びが可能なケースには工夫が施してあります。

もしトランク型でなく、もう少しコンパクトに持ち運びたい場合には、5本以上入るプラスチック製やレザー仕様のケースもあります。収納ケースの素材はさまざまですが、中には外からの圧力などから腕時計を守りきれていないものもあります。柔らかい素材のケースを選ぶ場合は、中の保管状況がどのようになっているかを見て判断しましょう。

・おしゃれに収納したい時には

ルイ・ヴィトンやカミーユ・フォルネといったハイブランドからも、時計ケースは販売されています。時計だけでなく他の小物類を収納する場合もケースはこだわりたい、おしゃれにきめたいという人にはハイブランドの収納ケースがおすすめです。

カミーユ・フォルネの腕時計収納ケースは持ち運びにも便利な1本収納タイプで、時計のベルト専門店らしく上品なレザー素材を使用しているのが特徴です。ルイ・ヴィトンは持ち運び用の小さいケースから、5本以上入るボックスケースまで販売されています。

時計のデザインは、スタイリッシュで美しいフォルムのものが多いです。魅力的な時計のデザインを堪能しつつ、きれいなまま保管するために収納ケースの使用をおすすめします。

腕時計収納ケースの種類も自作のものからハイブランドのものまで、幅広く選ぶことができます。そして自動巻き腕時計は専用ケースも複数販売されています。

時計に拘る自分はケースにも拘りたい。そんな人はぜひケースにも注目してみてはいかがでしょうか。

収納にオススメのケース3選

ここまで収納方法やテクニックをご紹介してきました。

では、実際にどこでケースは購入できるのか、どんなケースを使えばいいのかといった方に向けて、収納にオススメのケースをご紹介します。ちなみに、ブランド腕時計店で腕時計を購入するとノベルティで収納ケースが付属する場合もありますので、腕時計の購入を検討されている方はご検討ください。

プラスチッククリアケース

あまりお金をかけたくない方や、とりあえず収納するボックスを探している方は、時計の盤面をガラス超しにみることができるプラスチック素材のクリアケースがオススメです。場所は取りますが、一本ずつ収納することができる物から複数本収納できるケースまで、サイズによってさまざまな物があります。シンプルなクリアケースの場合、100円ショップや3coins、家具小売店等で購入できます。腕時計専用の物ではなく、汎用的なクリアケースでも代用可能です。様々な場所で販売されているため、自身の部屋のインテリアに合わせた物を選べるのがポイント。

カーボン調ケース

決して安くない腕時計。そんな腕時計を収納するのにすこし高級感を演出したい方や部屋がシックなインテリアタイプの方は、カーボン調の収納ケースを購入するといいでしょう。カーボン調の収納ケースは高級感の割に値段もそこまで高くなく、物によりますが2000円程度から購入することが可能です。更に引き出し付きのカーボンケースであれば、腕時計以外のアクセサリーもひとまとめにして収納することができます。

タワー型ケース

あまり場所を取りたくない!とお考えの方は、円柱型のコレクションケースはいかがでしょうか。縦長に積み上げるためスペースを大きくとる必要もなく、1本毎の収納スペースを上下させることにより大き目・小さ目の時計の収納も自由自在。ジャンル別に整理管理がしやすく、見た目もお洒落なタワー型のコレクションケースは一風変わった収納ケースで人気です。こちらもカーボン調のケースと同様に2000円程度から購入することができますが、少々マニアックな商品のため通販等で吟味するのが良さそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。腕時計は繊細な機械であり、かなり高価な物ですので、きちんと収納して使用していないときも丁寧に取り扱うことを心がけましょう。乾燥剤等を使わない正しい方法にて保管することで、メンテナンスにかかる費用も大きく変わってきます。つい、毎日ずさんな管理をしてしまいがちな腕時計。ファッションアイテムとして着けているときだけではなく、着けていない時も腕時計自体を”お洒落”に扱ってみてはいかがでしょうか。

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