【タイプ別】腕時計の寿命は何年!?

決して安い買い物ではない腕時計。せっかくなら長く使いたいものですが、形あるものにはすべて寿命というものがあります。この記事では、腕時計の寿命はどのくらいなのか、寿命をのばすためにできることはないか、寿命をのばすための方法があるなら、どのようにメンテナンスすればよいのか、腕時計のムーブメントタイプ別に解説します。お気に入りの腕時計はできればずっと愛用したいもの。できるだけ長く使うためにできることをチェックしていきましょう!

この記事は約5分で読み終わります。

クォーツ腕時計の寿命は?

クォーツ腕時計とは、振動子に水晶(クォーツ)を用いた電池と電子回路によって動く腕時計のことです。クォーツを動力源とするアイディア自体は第二次世界大戦前からありましたが、クォーツ腕時計が世界で初めて実現したのは1969年のことです。日本では知らない人はいないといっても過言ではない時計メーカー、セイコーが作り出した「アストロン」が世界初のクォーツ腕時計となりました。

現在では、クォーツムーブメントを動力源とする腕時計はかなり一般的になっており、手頃な価格のものから高級ラインまで幅広い価格帯のモデルがあります。機械式腕時計よりも扱いやすいので、日常的使いにも適しているといえるでしょう。

しかし、クォーツ腕時計のポイントである電子回路が壊れてしまうと、クォーツ腕時計は直しようがありません。どんなに大切に扱っていても、おおむね10年ほどで寿命を迎えてしまうのです。高級時計メーカーであれば、電子回路を交換して修理してくれるかもしれませんが、数万円単位で費用がかかる上に、修理が失敗してしまうおそれもあります。

クォーツ腕時計の寿命をのばすためにできることとしては、定期的なオーバーホールが挙げられます。オーバーホールとは、時計修理専門店で時計を分解してもらい、洗浄や注油などといったメンテナンスをしてもらうことです。

クォーツ腕時計でも針を動かすのは歯車の仕事。歯車どうしの動きをよくする潤滑油が古くなってしまうと、歯車に余計な負担がかかり、最終的には電気回路にも影響が出てしまいます。オーバーホールすることで潤滑油を新しいものにできるので、歯車や電子回路の負担を減らすことができるというわけです。

クォーツ腕時計のオーバーホールのタイミングは、7〜8年に1回くらいが目安ですが、気になることがあれば、オーバーホールに出してみてもよいでしょう。

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機械式腕時計の寿命は?

機械式腕時計とは、巻き上げられたゼンマイを動力源とする腕時計です。機械式腕時計は、クォーツ腕時計よりも歴史が長く、19世紀後半には作られ始めています。クォーツ腕時計が誕生したことにより、衰退しかけた時期もありましたが、機械式腕時計の高い技術力や精度、クォーツ腕時計よりも寿命が長いなどといった魅力から、現在でも世界中の幅広い層から支持されています。

機械式腕時計はクォーツ腕時計よりも寿命が長いといいましたが、それはきちんとメンテナンスをした場合です。自分で行なう日々のメンテナンスをさぼっていたり、定期的に時計修理専門店でオーバーホールしたりしていなければ、10年ほどしか使うことができません。機械式腕時計はクォーツ腕時計よりも繊細なので、より細やかなお手入れが必要なのです。

機械式腕時計の寿命をのばすためには、やはり定期的なオーバーホールが必要です。機械式腕時計のオーバーホールは、3~5年に1回は行なうのがベストです。オーバーホールによって、たまった汚れを取り除いたり、それぞれのパーツをうまく動かすための潤滑油を新しくしたり、消耗したパーツを取り換えてもらったりすることで、ムーブメントの負担を減らすことができ、腕時計の寿命延長につなげることができます。

機械式腕時計のオーバーホールは、クォーツ腕時計のものよりも少し値が張りますが、適切に行なうことで寿命を20年、30年、長ければ50年ほどにのばすこともできます。10年未満で高級な機械式腕時計を買い替えることを考えると、定期的なオーバーホールはコスパもよいのでおすすめです。なにより、お気に入りの腕時計を数十年も愛用できるというのは嬉しいメリットではないでしょうか。

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ソーラー腕時計の寿命は?

ソーラー腕時計とは、太陽電池を利用して時計を動かすのに必要な動力を発電するしくみを持った腕時計のことです。昼の間に作った電気を二次電池にためておくことができるので、夜の間も問題なく動かすことが可能となります。

ソーラー腕時計は電池交換がいらないと思われがちですが、二次電池は充電を繰り返すことで消耗します。スマートフォンやノートパソコンのバッテリーも経年劣化しますね。それと同様のことが起こるのです。ソーラー時計の二次電池の寿命は7年ほどなので、二次電池を交換することを知らなければ、約7年で腕時計とお別れしなければならなくなります。

二次電池は交換可能ですので、もし長く使いたいと思っているのであれば、動きがおかしいなと感じたタイミングで時計修理店に持っていきましょう。しかし、二次電池を交換したとしても、時計の機械の寿命は約10年というところに変わりはありません。10年よりも長く使いたいのであれば、やはり定期的にオーバーホールに出して、時計のパーツ洗浄や注油をしてもらう必要があります。

しかし、定期的に時計修理専門店でメンテナンスをしても、機械式腕時計より寿命を長く保つことはできないことがほとんどなので、その点は注意しておきましょう。

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まとめ

腕時計の寿命は一般的に約10年といわれていますが、お気に入りの腕時計はできるだけ長く愛用したいもの。腕時計のなかには、適切なメンテナンスを行なっていれば20年、30年、長ければ50年と寿命をのばすことができるものもあります。ムーブメントの種類によってのばすことができる寿命の長さが異なりますので、特に腕時計を長く使いたい人は、ムーブメントが何かという点を腕時計を購入する際のポイントにすることもおすすめです。

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