Grand Seiko スプリングドライブのまとめ

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Grand Seikoの「スプリングドライブ」について

1960年から続くGrand Seikoにスプリングドライブを搭載したモデルが登場したのは2004年のことです。それまで腕時計のムーブメントといえば機械式とクォーツ式の2種類があり、Grand Seikoでも両方のモデルを展開していました。

けれども機械式は針やカレンダーなどの部品を動かす力が大きい代わりに1日で数秒狂うほど精度が劣ります。クォーツ式は精度こそ優れていますが、動力が小さいために部品を増やしたり大きくしたりすることができません。スプリングドライブは両方のデメリットを解消し、メリットを活かしたムーブメントです。

動力源は機械式と同様「ぜんまい」ですが、精度はクォーツによってコントロールされます。これにより1年で10秒程度しか狂わない精度でありながらデザインが自由で機能を満載できるムーブメントが実現したのです。「スイープ運針」という滑らかに動く秒針からもその一端がうかがえます。スプリングドライブは門外不出であり、Grand Seiko独自のムーブメントです。

ラインアップの中では9Rで始まるキャリバーのモデルがスプリングドライブを搭載しています。現行では機能別に6種類あり、GMT針やクロノグラフ付きのスプリングドライブも存在します。ぜんまいの持続時間は最大巻き上げ時で72時間(3日間)ですが、「8Days」のキャリバー「9R01」は192時間(8日間)です。電池は必要としないので、ぜんまいさえ巻けばすぐに使用できます。

もちろんスプリングドライブの中にも文字盤のデザインにこだわったモデルは存在します。例えば「SBGA211」です。デザイナーが幼少期に北陸で見た雪原が再現されています。風紋が刻まれた雪の質感に似た文字盤と青い秒針は冬にぴったりです。

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Grand Seikoでスプリングドライブを搭載したモデルの紹介

続いてスプリングドライブのモデルを紹介します。2018年1月現在、Grand Seikoでスプリングドライブを搭載したモデルは43種類です。型番がSBGで始まり、4文字目がA、C、D、Eの4つにスプリングドライブのモデルがあります。ちなみに過去にはBもあり、ベゼルが時速を計測できるタキメーターになっていました。

Aはカレンダーと残り稼働時間を表示する「パワーリザーブ」だけを搭載したシンプルなモデルで、Cはクロノグラフ、Dは8Days、そしてEはAの機能とGMT針を搭載しています。200番台と300番台が現行モデルです。

売れ筋はAとEです。シンプルなAは価格が40万円台からと手ごろなこともあり、スプリングドライブの人気上位を占めます。特に黒の文字盤にシルバーのインデックス、白のルミブライトというモノトーンで統一されたSBGA301はビジネスシーンにぴったりです。Eでは細かな陰影のある白い文字盤に青いGMT針が映えるSBGE209が人気です。

それに続くのがCです。例えばGrand Seikoでは珍しい文字盤が深緑のSBGC207はクロノグラフに加えて赤いGMT針も搭載しています。Dは2モデルしかなく、ケースが18KピンクゴールドのSBGD202は400万円台、プラチナのSBGD201は600万円台と高価なのでおいそれとは入手できないようです。どちらも取り扱いがセイコープレミアムブティックかセイコープレミアムウォッチサロンのみと、販路も限定されています。

もし高くて、購入をためらっている場合はレンタルも考えてみましょう。

Grand Seikoのスプリングドライブ搭載モデルの価格相場

セイコーのハイブランドであるGrand Seikoの中でもスプリングドライブを搭載したモデルの価格は高めです。定価ではAが40~400万円台と幅広く、Cは80~330万円台、Eは50~60万台、Dは前述のとおり400万円台と600万円台です。時計店では1割から2割弱くらい引いて販売されています。

価格はどのムーブメントを使っているかによっても変わり、Dに搭載されている9R01は高価です。クロノグラフの9R 86、9R96も高めです。それ以外では素材の違いが大きく影響します。例えばAで100万円を超えるものはケースにホワイト、イエロー、ピンクのゴールドを使用しており、400万円台になるとベルトまでゴールドです。

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Grand Seikoのスプリングドライブ搭載モデルの中古買取相場

Grand Seikoのスプリングドライブ搭載モデルを中古で買い取ってもらう場合、相場はまったくの未使用品で6.5割が上限です。以下、状態の良い中古で5割、一般的には3~4割が相場となります。限定モデルだからプレミアが付くというのは稀で、逆に高価なモデルほど買取価格は下がる傾向にあります。

できるだけ高く買い取ってもらうには箱や保証書が揃っているのが最低条件です。「マスターショップ」と呼ばれる特約店で購入したものなら、より高い買値がつくでしょう。購入から年数が経っているモデルはオーバーホールが必須になるところが多いようです。スプリングドライブのオーバーホールには5~7万円ほどかかりますが、「ライトポリッシュ」という新品同様に磨いてくれるサービスが付随しています。

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Grand Seikoのスプリングドライブ搭載モデルの中古販売価格

一方、Grand Seikoのスプリングドライブ搭載モデルを中古で購入するときの販売価格は、それぞれ異なります。SBGA101のように根強い人気を誇るものは新品が税抜43万円に対し中古は8割前後の30万円台前半です。限定品の中には9割の販売価格をつけるものもあります。状態が良くない中古でも6割前後が目安になるので比較的高めです。

200番台や300番台なら少々高めでも新品のほうがトータルでメリットが多いかもしれません。過去モデルの000番台や100番台はオークションで新品や美品を探したほうがお得に購入できる可能性があります。

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まとめ

Grand Seikoのスプリングドライブは日本が誇る時計職人の技術が結晶したムーブメントです。搭載したモデルは新品で最低でも40万円台と決して容易に購入できる金額ではありませんが、腕時計全体から感じられる品質の良さはビジネスシーンでも十分に通用します。まずはシンプルなエントリーモデルのAあたりから気に入ったデザインのモデルを選んでみましょう。

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