腕時計なら防水を選ぶべき

さまざまなデザインや種類の時計が、世界中に溢れています。時計を選ぶ基準は、人によって違うものです。特に機能性を重視するにあたっては、「防水」であることは大きなプラスポイントなのではないでしょうか。今回は防水腕時計のメリットとメントナンス方法をご紹介します。普段使いする腕時計は、1日に何度も水に接する機会があるはずです。新しい腕時計をご検討の方は防水腕時計をぜひ選択肢に入れてみてください。

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腕時計なら防水がおすすめ

時計を選ぶ際に防水腕時計をおすすめする理由は、その防水機能によって時計が守られることに他なりません。本来、機械仕掛けであってもデジタルであっても、腕時計は水に弱いものです。水が時計の中内部に入ると、ガラスはくもり、細かい歯車や文字盤、針といったさまざまな部品の腐食やさびの原因となります。

目に見えなくても、大切な小さな部品が数多く使用されている腕時計。時計を動かすためのムーブメントにトラブルが起こると、機能面に悪影響を及ぼしてしまいます。一度入ってしまった水分は、簡単には取り除けません。一番大切なことは、時計の中に「水を入れないこと」です。

日常生活を送る上で、腕に水がかかるシーンは案外多いものです。お手洗いの後や、食事前、帰宅後など何度も手を洗います。突然の小雨で傘を持っていなかったりすることもあるでしょう。また、食事中は腕時計を外す習慣がある人も少なくないようです。

そして、机に置いてあった時計の上にグラスを倒してしまった、という話も耳にします。また、趣味がランニングやつり、プールや水上スポーツという方もいらっしゃるでしょう。防水腕時計なら、こういったことで時計内部に水分が入るリスクを気にする必要がありません。

防水腕時計の性能に関して

一言に防水腕時計といっても、その機能性や性能には種類があります。防水腕時計でよく目にする「WATER RESISTANT」「W.R」は、JIS(日本工業規格)国際とISO(国債標準化機構)に基づいた性能表示です。

さらに、JISでは日常生活用防水腕時計の防水表示について、気圧(bar)表示、潜水用防水腕時計の防水表示はメートル(m)表示としています。それでは、これらを念頭に置いて、防水時計の種類と特徴を解説していきます。

・日常生活用防水時計

日常生活用防水時計の仕様は、2~3気圧。基本的な日常生活で考えられる軽い水分に対する防止機能です。汗や洗顔、小雨などの水滴程度の水分を防ぎます。

そのため、水に落としたり、海やプールで泳いだりする際に付けたままにしていると、中まで水が入ってしまうこともあるでしょう。この防水性能は、IWCの人気シリーズ・ポルトギーゼコレクションにも採用されています。

・日常生活用強化防水時計

日常生活用強化防水時計は5気圧防水仕様と、10,20気圧防水仕様があります。5気圧防水の日常生活用強化防水時計は「WATER RESIST 5BAR」や「W.R.5BAR」と表示されています。この時計は、漁業・農業、洗車などの水仕事をできる程度の防水性です。

釣りや水泳の水上スポーツの時にも使うことができますが、素潜りや強い水圧のシャワーや水道が直接あたるなど、圧力がかかった際に、時計を守ることはできません。

10気圧防水と20気圧防水の腕時計は水上スポーツはもちろんのこと、素潜りや水圧がかかるケースにも時計を守ることが可能です。CITIZEN のQ&Q製品には、日常生活強化防水仕様になっているスポーツウオッチなどの時計もあります。

・空気潜水時計

空気潜水時計の仕様が100m~200m防水であることからあるように、水深100m~200m程度(各時計に表示)までの耐圧性を持っています。長時間の水中での使用にも対応し、高い防水性が大きな特徴です。

これらの性能から、スキューバダイビングなど、長時間海に潜る際に使用される時計、とされています。CASIOの代表的な時計コレクションG-shockのMASTER OF G FROGMANには200m潜水用防水が付いています。

・飽和潜水時計

深海での潜水時(飽和潜水)に使われる時計です。飽和潜水時計は仕様が200m~1000m防水で、「HE-GAS DIVER’S 300m」などと表示されます。それぞれの時計に表示されている水深までの潜水に対して防水性能を発揮します。

代表的なのはセイコーのマリーンマスタープロフェッショナルのコレクションです。飽和潜水時計が、11種類もラインナップされています(2017年11月時点)

防水腕時計のメンテンス~お風呂や海は?

さまざまな防水時計の性能をご紹介してきました。しかし、防水性があるからといって、水に付けた後に何も手入れをしなくても良い、というわけではありません。長く使うには、それなりにメンテナンスが必要です。

まず、防水性を支えているパッキンは定期的に交換することをおすすめします。このパッキンが水の侵入を防いでいるのです。時計を守る要となる部分なので、パッキンの交換は、パッキンが傷んでしまう前にするようにしましょう。

また、もし、内部に水が入ってしまった場合には、自分で出そうとしたり、放置したりせず、すぐに修理に出してください。水が付いた状態での、腕時計のりゅうず・ボタンの操作は、時計内部に水が入る原因となります。操作をする場合には、水を拭いてからにしてください。

海で腕時計を使用する場合には、最後に必ず真水ですすぎます。洗った後は水気をふき取り、さびや腐食を防ぎましょう。10,20気圧防水の腕時計は強い水圧で直接洗わないように注意が必要です。お風呂に防水時計を付けてはいることに対して、時計に悪影響を及ぼすかにいついてはさまざまな意見があります。

しかし、仕様内であれば、水でもお風呂程度のお湯でも防水機能は自体は発揮されるようです。気を付けるべき点は、シャンプーやソープに含まれる海界面活性剤やエタノールです。パッキンに影響を及ぼし浸水の原因となることがあります。

防水時計といっても多くの種類があり、使用シーンや用途によって使い分けると良いことがわかりました。普段使いの腕時計で良いのか、海やプールでも気にせず使える時計が良いのか考えることが必要です。

一方で、どの仕様の腕時計を買っても、メンテナンスは欠かせません。しっかりとその時計の防水性能を理解して自分に合った防水腕時計を購入すれば、どこへ行くのも一緒の最高のパートナーとなることでしょう。

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