2023年は卯年。
卯年は、うさぎの跳躍する姿から今までの自分の殻を破って飛躍し、大きく成長する1年になるという意味があるそうです。
2023年は自分の成長を見越して、少し背伸びした腕時計を選んでみてもいいかもしれません。
今回は、そんな今年の時計選びの参考にしていただくため、2022年の1年間を通して、沢山レンタルされた人気のブランドやモデルをご紹介します。
2022年に最もレンタルされたブランド
2022年に最もレンタルされたブランドはROLEXでした。
20代以外の世代から圧倒的な支持があったことから、やはり一度は着けてみたいと憧れるブランドなのかもしれません。

一方で、20代の方にはまだ自分には少し早いと感じる印象があるのかもしれません。
多くの人がいつか1本欲しいと思うブランドなので、節目のタイミングや何かの記念に購入したいですね。
2番目にレンタルされたブランドはOMEGA。
20代、30代からのレンタルが多く、ブランド腕時計のエントリーモデルとして選ぶ人が多いのではないでしょうか。
特に20代は、初めてブランド腕時計を着ける方が多い年代でもあるので、手を出しやすい価格帯のモデルが多いのも人気の理由かもしれません。
老舗ブランドとしてROLEXにも負けない知名度を誇り、数々の功績と逸話を持つスピードマスターシリーズや、幅広いバリエーションのあるシーマスターシリーズは鉄板の人気を誇ります。
【OMEGA スピードマスター】レンタル数はシーマスターシリーズの方が多かったのですが、年代によって違いがありました。
20代にはスピードマスターシリーズが人気ですが、40代にはシーマスターシリーズが断然人気。
スピードマスターがスポーツモデルなのに対して、シーマスターはドレッシーなモデルからダイバーズ仕様のモデルまでバリエーションが多いため、ビジネスシーンでも使用できるという点でシーマスターシリーズが支持されたのかもしれません。
職種によっても違いがありそうです。
3番目はHUBLOT。
HUBLOTは30代からの支持が高かったです。
【HUBLOT ビッグバン】ビッグバンシリーズとクラシックフュージョンシリーズがありますが、やはりブランドを代表するビッグバンシリーズが圧倒的な人気です。
異素材の組み合わせをより感じることができるブラックやスケルトンなど、無機質なカラーが人気の傾向です。
"成功者が着ける時計"ともいわれており、芸能人やスポーツ選手、アーティストなど、各分野で活躍する著名人たちがウブロの時計を愛用しています。
新進気鋭のブランドですが、自社製ムーブメントも手掛けています。
緻密な手作業と最新のハイテクな自動化技術を組み合わせて作られた「ウニコ」ムーブメントを発表するなど、その勢いは今後も続きそうです。
4番目はIWC。
【IWC ポートフィノ】30代からの支持が高く、IWCを代表するシリーズであるポルトギーゼやポートフィノのレンタルが目立ちました。
ビジネスシーンでも使える上に、冠婚葬祭の場にも着けていけるので、1本持っておくと便利な時計です。
そして、意外に人気が高かったのが
パイロットウォッチシリーズ。
近年のモデルはケースが小型化し、ベルトをワンタッチで付け替えられるように改良するなど、オンオフ両方使いを可能にするアップデートが施されています。
リモートワーク等の普及によって、ビシッとスーツを着る職業の人とそうでない人に別れたワークスタイルが増えてきた昨今。
ややドレスのカテゴリーに寄り添うクロノグラフウォッチは、現代のライフスタイルに合っていそうです。
5番目はTAG HEUER。
20代と40代に人気があり、20代にはドレスにも使える三針モデル、40代にはスポーティな雰囲気が色濃く出たハイエンドなモデルが多くレンタルされていました。
ブランドを代表するカレラシリーズが圧倒的に1番人気ですが、カレラシリーズはバリエーションが豊富なので幅広い選択肢があります。
【TAG HEUER カレラ キャリバー ホイヤー01 スケルトン ブラック】スポーティなデザイン寄りのキャリバーホイヤーは、文字盤からモータースポーツのメカな雰囲気が強く感じられるモデルです。
メカな感触は、なぜこうも男心をくすぐるのでしょう。
TAG HEUER好きの方は、三針のシンプルなモデルとスポーティさに振ったモデル、思わず両方欲しくなってしまいそうです。
2022年多くの方にレンタルされたモデル

【左:シードゥエラーディープシー、右:サブマリーナ】
2022年最もレンタルされたモデルはROLEX サブマリーナとシードゥエラーでした。
ROLEXの顔というイメージのあるビジュアルなので、時計といえばROLEX、その中の憧れのモデルといえばサブマリーナ(シードゥエラー)というイメージが強いのでしょう。
シードゥエラーは、プロフェッショナルなダイバーズ仕様の時計であり、スペック的にはサブマリーナの上位互換機種になります。
ベースとなるデザインがほぼ同じなため、兄弟的な位置づけの両モデルですが、並べてみると違いが分かりやすいかもしれません。
まず、シードゥエラーはケースサイズが一回り大きく、厚みがあるのが特徴です。
過去のシードゥエラーにはサブマリーナ同様40mmのものもありますが、現行のシードゥエラーは43mm、シードゥエラー ディープシーは44mmと大型仕様のダイバーズウォッチです。
そのため、どちらを選ぶかは好みというよりも自分の手首の太さや求めるサイズ感で決める方がいいでしょう。

また、12時方向にガスエスケープバルブの表示が入っています。
シードゥエラーにはケース内にたまるヘリウムガスを自動的に排出する仕組みが備わっているため、シードゥエラーはサブマリーナの4倍~10倍の防水機能が搭載されています。
※シードゥエラーの防水性能は1200m、ディープシーは3900m
その他にも細かい違いがありますが、主にスペックや着用感が異なる両シリーズ。
多くの人が憧れる1本をまず試してみてはいかがでしょうか。

2022年にレンタルされたブランドでCHANELは上位にランクインしませんでしたが、J12も多くレンタルされたシリーズの一つです。
ブランドのイメージカラーのブラックとホワイトを前面に押し出したワントーンカラーのビジュアルが特徴的。
どちらのカラーが人気かは年代別で特徴があります。
30代にはブラックが人気ですが、40代にはホワイトが人気という結果に。
無地のシンプルなTシャツに合わせてもキマるのがこの時計の良いところなので、普段の服装の色味などでも好みが別れそうですね。

光沢のあるセラミック素材で、スポーティながら品のあるCHANELらしいデザイン。
ドレスシーンに合わせるには難易度が高そうですが、休日に着ける時計を探している方にオススメのシリーズです。

OMEGA スピードマスターの中でも人気だったのは、コーアクシャルムーブメント搭載のレーシングモデル。
OMEGAといえばスピードマスターという人も多く、特に30代の人からのレンタルが多かったです。
スポーツカーのダッシュボードから着想を得たダイアルデザインは、スピードマスターの持つスポーティな雰囲気をよりスタイリッシュにまとめた印象。

高級感のあるマットなブラックカラーのスポーツウォッチなので、オフシーンのお供に最適です。
スポーツカーのようなデザインは、休日のドライブシーンをより楽しませてくれるでしょう。
ビジネスシーンでも使用できるので、普段使いにもってこいの1本です。

IWCで最もレンタルされたのが、ポルトギーゼ クロノグラフ。
高級感のあるホワイト/ゴールドのカラーが1番レンタルされていました。
上下に配置された積算計、細く長い針、均整の取れた数字の字体と配置から漂う美しさは圧巻。
まさに「上品でイケメンな時計」という言葉が似合うモデルです。

ポルトギーゼはスーツを着用することの多い職種の方から多くレンタルされていたので、ビジネスシーンでの利用目的の方が多そうです。
着こなしたスーツに合わせると、より背筋が伸びるような印象を受けます。
大事な日にビシッとキメることで、その日のテンションを上げてくれる時計です。

ブランドにはランクインしなかったものの、TUDOR ブラックベイシリーズもたくさんレンタルされていました。
TUDORは窪塚洋介さんや竹野内豊さんなどの俳優が着用しているブランドで、試しにレンタルしてみたいと感じた方が多かったのではないでしょうか。
ブラックベイはROLEXのサブマリーナをベースにしたデザインですが、イカの形をした針とTUDORロゴによって差別化されています。
スポーティーさの中にどこかレトロなイメージがあり、不思議な魅力を感じる1本です。

スポーツウォッチでありながら三針仕様であり、カラーもブロンズに近いゴールドと派手さが少ないため、スーツに合わせても違和感はありません。
人と被ることの少ない時計だと思うので、トレンディーなダイバーズウォッチをお探しの方はぜひいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どの時計も、そのブランドの顔となるシリーズの時計が多くレンタルされていました。
せっかく腕時計を着けるなら、人気のブランド、人気のシリーズを1番に試したくなりますよね。
気になる時計があった方は、ぜひ一度レンタルしてみてください。